維新と連携は 自民が公明に警戒感「解散カード」いつ? 岸田政権の“火種”(2023年5月30日)

維新と連携は 自民が公明に警戒感「解散カード」いつ? 岸田政権の“火種”(2023年5月30日)

維新と連携は 自民が公明に警戒感「解散カード」いつ? 岸田政権の“火種”(2023年5月30日)

参院経済産業委員会で、岸田総理は、辞職する長男・翔太郎秘書官が退職金などを辞退することについて「本人の意思を確認している」と説明しました。

退職金などはもらわず、幕引きを急いだ格好です。

国民民主党・玉木雄一郎代表:「辞任は当然だと思うが、我々からしたら、解散総選挙に向けた環境作りを一つ一つ着実に行っているのかなと」

解散総選挙に向けては、もう一つ潰しておかないといけない火種があります。連立を組む公明党との関係です。岸田総理は30日、官邸で山口代表と会談しました。月に一度の定例ですが、当然、いまトピックとなるのは、選挙区の調整です。
公明党・山口那津男代表:「『10増10減』をめぐって、いろいろと報道等で取りざたされているが、自公の連立政権はしっかり保って、政治を揺るがすことがないよう継続していこうと、お互い確認し合った。あとは幹事長を中心に汗をかいてもらいたい」

幹事長同士も国会内で会談を行いました。衆議院小選挙区の『10増10減』に伴う調整がつかず、公明党は、先週、東京での選挙協力を解消すると自民党に伝えました。
公明党・石井啓一幹事長:「私どもは、これまでと同様に、東京以外の46道府県については、しっかりと選挙協力を行っていきたい」

会談では、公明党がすでに公認を発表している埼玉14区と愛知16区について、自民党が公明党候補の協力要請に応じる方針を伝えたそうです。
公明党・石井啓一幹事長:「譲歩案というか。元々、そういう方向で進めていた。3月9日に愛知16区、埼玉14区公認しましたけど、自民党の茂木幹事長も森山選対委員長も了承のうえでやっている」

しかし、自民党、地元との調整は、まだ済んでいないそうです。
自民党愛知県連会長・丹羽秀樹衆院議員:「茂木幹事長から正式にそのような話は聞かされておりません。実際にそういったことが起きた場合の話をするとしたら、これからもっと丁寧に、地元との調整が必要になってくる」

公明党内からは、こんな声が上がっています。
公明党幹部:「自民党は時間をできるだけ稼いで引き延ばせば、(公明党が)態度を緩めるんじゃないかとか思っているかもしれないけど、そんなことはあり得ないからね」

一方、自民党内では、公明党が、今後、どういう選挙戦を展開するのか警戒する声が出ています。
自民党中堅議員:「公明党は連立とか言いながら、大阪では維新と組んで、自民党は小選挙区で全部負けた。その時点で関係は破綻しているんだけど」

これまで公明党は『大阪都構想』への協力と引き換えに、大阪と兵庫で維新から選挙協力を得てきました。
公明党・石井啓一幹事長:「(Q.東京で自民党以外と選挙協力を行うか)いや、そういう考えはございません」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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