「ふざけんなや」ストーカー疑惑 “維新混乱”府議団代表（41）が辞任(2023年5月23日)
国会でもおひざ元でも維新を巡る混乱が続いています。国会で23日、政調会長が謝罪したのは入管施設で亡くなった女性を巡る梅村みずほ議員の発言。一方、おひざ元の大阪では、ストーカー疑惑などが報じられた府議団の代表が辞任する騒動が起きています。
■梅村議員の“ハンスト発言”陳謝
日本維新の会が謝罪したのは先週、参院法務委員会での梅村議員の発言です。
日本維新の会・梅村みずほ参院議員：「ハンガーストライキによる体調不良によって亡くなったのかもしれないし、結局、死因は分からなくなってきている」
入管施設で2年前、体調不良を訴えて亡くなったスリランカ人女性の死因について、このように主張。
日本維新の会・梅村みずほ参院議員：「真実を追求するのがこの国を愛して、この国で亡くなったウィシュマ・サンダマリさんの弔いにもなろうと。臆測ではありません、デマでもありません」
維新は梅村議員を法務委員から更迭。23日に謝罪もし、問題の収束を図っています。
■「ふざけんなや」“ストーカー疑惑”
維新を巡っては、おひざ元の大阪維新の会でも大混乱が起きています。
大阪維新の会・宮脇希大阪市議（36）：「週刊誌側が書いておられることに関しては事実であるということでお答えをさせて頂きたいと思います」
先輩の議員からパワハラやセクハラなどの被害を受けていたと「週刊文春」に報じられた大阪維新の会の宮脇希大阪市議です。相手は今月8日に大阪維新の会・府議団代表に就任したばかりの笹川理府議（41）でした。
大阪維新の会・府議団代表、笹川理府議：「そう受け取られているということなのであれば、すべての言動に対して申し訳なく思っております」
問題の言動があったのは8年前の2015年。当時、宮脇市議の指導にあたっていた笹川府議は「こいや」「ふざけんなや」などの威圧的な内容をLINEで送ったり、深夜に宮脇市議の自宅を訪れたりするパワハラやストーカー行為があったほか、セクハラもあったと新たに報じられました。
大阪維新の会・宮脇希大阪市議：「（Q.LINEで性的関係を迫られたという理解で間違いない？そこは間違いない？）はい」
笹川府議は宮脇市議に対し、頻繁にメッセージや電話をしたこと、宮脇市議の事務所の前に車を止めて見ていたこと、深夜、自宅を訪れてインターホンを押したことなどを認めて謝罪。
大阪維新の会・府議団代表、笹川理府議：「（Q.『こいや』『ふざけんな』『おまえほんまになんなん』とか、そういったことをLINEでやり取りした記憶はあるか）LINEかメッセージか僕は覚えていないが、そのようなやり取りをした記憶はある」
■セクハラ疑惑「記憶と記録ない」
また、セクハラについては…。
大阪維新の会・府議団代表、笹川理府議：「私自身、本当に記憶がない部分。ただ相手がそのように言われていると、事実であれば本当に申し訳なく不適切でありますし、僕自身がそのようなことを行ったことは自分自身が未熟であり至らぬ点であり、8年前の自分を情けなく思っている」「（Q.肉体関係の要求をしたことは否定するか、記憶にないがやったかもしれないのか）僕自身、今は記憶と記録がない。ただ全否定する記憶も証拠もないのが今の僕の…そういうことです」「（Q.『一回そういう関係になればおしまいになると思う』『希が俺といるのがわずらわしいと思うならそうしてくれれば』と記事にあるがすべて記憶がないのか）はい。送っているかもしれないが今、僕自身が本当に記憶がなくて」「（Q.当該女性議員に対して笹川府議ご自身が当時好意を持たれたことはない？）好意に関して嫌いではなかったと僕は思っています。かわいいと思っていたこともあると思います。すごく親しくさせていただいていたというか、やり取りも頻繁に行っていたということはあると思います」「（Q.ご家庭がありながら好意を持っていた？）あの文面をもし僕が客観的に見るとすれば、やはりちょっとなんていうんですかね、下心が見えるなと思います」
8年前の言動が今になって報じられたことについて宮脇市議は、当時、複数の近しい人に相談した内容が出た可能性があるとし、宮脇市議本人は公にするつもりはなかったと話しています。
大阪維新の会・宮脇希大阪市議：「自分のことで話を警察だとかに言って、事を大きくしたくないという気持ちが一番大きかったので、なるべく最小限にということで党の当時のしかるべき責任者に報告だけを上げて、収まるようにしてほしいということで報告だけを上げた状態であります」
当初、大阪維新の会・府議団代表は続けるとしていた笹川府議ですが、一転、22日、辞任届を提出し受理されました。ただ、離党や議員辞職はしないということです。
大阪維新の会・宮脇希大阪市議：「男性、女性も関係なく何かパワハラ、セクハラがあった時に声をあげてその方が不利にならないような社会になっていくべきだと思っております」
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
