「爆発した」再び放火か　浦安のマンションで今月4件目…浮かぶ共通点(2023年5月22日)

「爆発した」再び放火か　浦安のマンションで今月4件目…浮かぶ共通点(2023年5月22日)

　千葉県浦安市のマンションでまた火の手です。今月に入って4件と相次いでいて、警察は放火とみて捜査をしています。専門家が指摘する現場の共通点にみる犯人像に迫ります。

■再び放火か　今月4件目　誰が？

　待ち合わせのため、現場に居合わせた女性。異変に気付きます。煙に包まれるコンビニ周辺。直後、警察が呼び掛けます。女性はさらに進み、煙が充満するマンションへ。住民や警察官も集まり、避難を呼び掛ける声が響きます。

　撮影した人：「マンションの人、全員（外に）出るようにと言っていて。その後、消防車が来て（火が）消された。焦げ臭かった。煙が全部（こっちまで）きていた。規制線張られて中までいけなかった」

　別の角度からの映像。緊迫した瞬間を捉えていました。突如鳴り響いた爆発音。現場はサイレンが鳴り響きます。続々と緊急車両が集結する様子も映し出されています。

　近隣住民：「サイレンの音がすごくて煙とともににおいがやってきた」

　21日午後10時ごろ、千葉県浦安市のマンションの駐輪場で再び火事がありました。バイク1台が焼けたということです。

　119番通報：「自転車3台くらいが燃えている。2メートルくらい火の高さがある」

　場所は浦安のマンション。バイクが1台が焼け、けがをした人はいませんでした。くしくもここは、周辺で放火事件が相次いでいる地域です。今回、火事があった現場から約500メートル先の集合住宅で今月に入り駐輪場での火災が相次いでいます。近隣の住民は不安の声を口にしています。

　近隣住民：「市内でそういうことがあちこちあるのは知っているのですごく心配」「日の出（最初の放火現場）から近付いてきているのですごく怖い」

　不安が募るのも無理はありません。すでに今月4件目です。

■浮かぶ共通点　同一犯の犯行か

　叫び声の合間に鳴り響く爆発音。必死に消火器で消火しますが、駐輪場からは炎と煙が高く上がって火の勢いは衰えません。

　浦安市のマンションで今月相次ぐ「放火事件」です。最初に起きたのは今月3日。その後、2件の不審火が相次ぎました。そして再び起きたのが21日午後10時すぎのこと。ただ、今回は同じマンションではありません。21日に火事が起きたのはこのマンション。3件の不審火が相次いだのは、現場から500メートルほど離れた別のマンションです。

　マンションは違いますが、共通点はあります。燃えた場所がバイクのある駐輪場ということ。今回も駐輪場でバイクが被害に遭っています。

　周辺住民：「この辺でバイクのトラブルというのは聞いていない」「あまりバイクの音がうるさいとかはない」

　不審火が起きた日を見てみると、最初に起きたのが憲法記念日の祝日。2件目と3件目は土日の夜。今回は日曜の夜。つまり、土日祝日の夜に起きていることが分かります。

　近隣住民：「（子どもの）塾帰りの時間に重なる。最初のころに比べるとだんだん時間が早くなってきている。怖いなと…」

　3件の不審火はオイル缶などが見つかっていることから、警察は放火事件として捜査しています。今回の火事についても、一連の放火事件との関連を調べています。

　近隣住民：「不安。自転車置き場だけじゃなく、だんだんエスカレートして、どうなるか分からない」
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp/a>