“核なき世界へ”岸田総理は成果強調…逆行の声も(2023年5月22日)
被爆地・広島での開催となったサミットで、岸田総理大臣は「核なき世界という理想」の実現に向けた成果を強調しました。
岸田総理大臣:「『夢想』と『理想』は違います。『理想』には手が届くのです。世界80億の民が全員、広島の市民となった時、この地球上から核兵器はなくなるでしょう」
各国の指導者に、「被爆の実相」に触れてもらうことにこだわってきた岸田総理にとって今回、核兵器を保有する4カ国の首脳が原爆資料館を訪れ、被爆者の声を聞いたことは重要な一歩となりました。
また、G7サミットで初めて、核軍縮に特化した文書「広島ビジョン」も発表しました。
ただ、文書では核兵器が「防衛目的のために役割を果たし、侵略を抑止する」とも指摘していて、「核廃絶と逆行する」との声も上がります。
核廃絶という理想と、核兵器が存在し、日本もその傘に守られている現実とのギャップを改めて突き付けられたサミットでもありました。
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