「タイタニック号」写真70万枚使い“CG緻密再現” 謎の解明に期待 #shorts

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1912年に沈没し、深さ3800メートルの海底に沈む豪華客船「タイタニック」号を70万枚以上の写真から、1ミリ単位で立体的に再現したCG映像が公開されました。

■海底のタイタニック号 “緻密再現”

 3800メートルの海底に沈んだタイタニック号の全貌。正確な3D画像です。船は比較的平坦な海底に船首部分が下に折れ曲がった形で正体。近付けば、表面にこびり付いた付着物などを含め、詳細に再現されているのが分かります。

 1912年、氷山に激突し沈没したタイタニック号。事故は、イギリスからアメリカに向かう処女航海のさなかの出来事でした。

 事故前のタイタニック号、実際の映像です。そびえ立つビルのような巨大な船体。船長でしょうか、まさかこの船が沈むとは思いもしなかったはずです。やはり何も知らない乗客…。船はたくさんの人に見送られて港を出ていきます。

 沈没を伝える当時の新聞です。乗員乗客1500人以上が死亡し、生き残ったのはわずか700人ほどだったといいます。

■写真70万枚使い…謎解明に期待

 今回公開されたタイタニック号の立体画像…。必要なデータは去年の夏から6週間かけて2隻の潜水艇によって集められました。撮影した写真は70万枚以上。収集したデータ量は合わせて16テラバイトに上るといいます。それらのデータに基づき、1ミリ単位で再現された立体CGです。事故から100年余り…。船首部分には、びっちりと付着物がこびり付いています。そして、その様子がCGでも精密に再現されています。

 沈没したタイタニック号が初めて確認されたのが1985年。しかし、あまりに深く、満足に光も届かない深海では船の全体像を把握することが困難でした。これらデジタルスキャンされた3Dデータによって、事故の研究に新たな光が差すことが期待されています。/a>

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