「不適切保育」の境界線は? 調査で自治体に混乱も(2023年5月18日)

「不適切保育」の境界線は? 調査で自治体に混乱も(2023年5月18日)

「不適切保育」の境界線は? 調査で自治体に混乱も(2023年5月18日)

 子ども家庭庁は、全国の保育所に対して初めて行った実態調査で「不適切な保育」が914件確認されたと発表しました。

 小倉こども政策担当大臣:「市町村が不適切な保育の事実を確認したのが914件。さらに、このうち市町村が虐待と確認したのは90件となりました」

 先週、子ども家庭庁が公表した「不適切な保育」の実態調査。全国の保育所などを対象にアンケート調査し、市町村が「不適切な保育」として、確認したのは914件に上りました。

 今回調査が行われたのは、去年、静岡県裾野市で保育士が園児を暴行し、逮捕されるなど保育施設での虐待などが相次いだことを受けてのこと。

 今年に入っても、三重県桑名市の子ども園で園児に4時間近く給食を食べることを強要していたことが問題視されています。

 小倉こども政策担当大臣:「虐待等あってはならないことであり、虐待等を未然に防止するためのさらなる対策が必要と考えております」

 小倉大臣は調査を受け、「不適切な保育」の明確化、虐待などがあった場合の通報の義務化、保育現場の負担軽減など対応策を示しました。

 しかし、これに対し、ツイッターでは疑問の声が…。

 ツイッターの声:「不適切な保育が何を示すのか、定義があいまい」「保育の正解って何?明確な線引きは難しいと思う」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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