G7広島サミット あす開幕 日本の「おもてなし」は? 夕食会は老舗旅館で(2023年5月18日)

G7広島サミット あす開幕 日本の「おもてなし」は? 夕食会は老舗旅館で(2023年5月18日)

G7広島サミット あす開幕 日本の「おもてなし」は? 夕食会は老舗旅館で(2023年5月18日)

 19日、開幕するG7広島サミットでは、各国の首脳との夕食会やお土産など、日本の「おもてなし」が注目されています。どんな「おもてなし」が準備されているのでしょうか?

■サミット会場「宇品島」 現在の生活は?

 各国の先陣を切って、18日未明、広島に到着したイタリアのメローニ首相。午後には、アメリカのバイデン大統領など、各国首脳が続々と到着する予定です。

 サミットを目前に控え、原爆ドームの周辺でも警察官が柵を設置するなど、警戒を強めています。

 全国から最大2万4000人の警察官らが集結し、17日も厳重な警備が行われていました。

 メイン会場のホテルがある宇品島では、識別証を持つ人以外は立ち入り禁止となっています。ここにはおよそ1500人が暮らしていますが、現在の生活はどうなっているのでしょうか?

 宇品島にある焼き肉店に話を聞きました。

 「炙焼 楽群」「炭焼 楽月」 名越鉄治社長:「営業は休んでいるという状態です。物々しさというところで、あまり外に出ないようにして下さいと、お願いが回覧で回ってきます」

■「おもてなし」夕食会 提供されるのは…

 今回の広島サミットで注目されているのが、日本の「おもてなし」です。

 G7サミットでは、各国の首脳らへの「おもてなし」の一環として、夕食会が開催されます。今回は、宮島にある老舗旅館「岩惣」で、19日に行われる予定です。

 「岩惣」は、2016年のG7外相会合でも夕食会を行った実績があり、当時外務大臣だった岸田総理が各国の外相を案内しました。その際は、伊勢海老や広島牛などが出されたといいます。

 政府関係者によりますと、今回の夕食会では広島県の地酒をはじめ、日本各地の食材を使った料理やワインが提供される予定だということです。

■「お土産」に詰めた“広島のメッセージ”

 「おもてなし」は、世界各国から訪れる報道関係者の取材拠点となる「国際メディアセンター」でも…。

 ここでは広島名物の「お好み焼き」が振る舞われます。試食した岸田文雄総理大臣は…。

 岸田総理:「お好み焼きは温かいのが一番。外国の方も喜ばれるでしょう」

 さらに、各国代表団などに配られる記念品が詰められた「サミットバッグ」、いわば「お土産」には“広島のメッセージ”がたくさん詰められています。

 サミットで配られるバッグは、福山市の会社の生地が使われているのです。

 オリジナルバッグには、デニム生地の生産量、日本一を誇る広島県福山市産の「備後デニム」が使われています。

 また、サッカーボールは広島市内に本社を置く「モルテン」が製造しました。

 モルテン 田中宏樹本部長:「サッカーというのは、世界で最も盛んなスポーツの一つなので。そういう意味では一つの定義として、世界平和につながればいいなと」

■地元も期待「宇品島の魅力を感じて」

 「おもてなし」とともに、世界にご当地をアピールできる絶好の機会と期待も高まる今回のG7広島サミット。

 地元・元宇品町のPR団体で活動する内海祐一郎さんは、次のように話します。

 元宇品町PR団体「ウジナマニア」 内海祐一郎さん:「そもそもサミットのようなものを地元で経験したことがないので。何がどう大変かも、皆あまりイメージできていなかった。これを機に、サミットが開かれたホテルに泊まってみようかなとか。自然の散策をしてもらうとか。(宇品島の)魅力を感じてもらえたらうれしい」

(「グッド!モーニング」2023年5月18日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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