ウクライナ産穀物 黒海通じた輸出の合意期限「2カ月延長」(2023年5月18日)

ウクライナ産穀物 黒海通じた輸出の合意期限「2カ月延長」(2023年5月18日)

ウクライナ産穀物 黒海通じた輸出の合意期限「2カ月延長」(2023年5月18日)

 ウクライナ産の穀物を黒海を通じて安全に輸出するための合意が2カ月間、延長されることになりました。

 エルドアン大統領:「最新の延長期間の終了が迫っていた。我が国の努力とロシアとウクライナの友人の支援により、黒海の穀物回廊の取り引きは2カ月間、延長された」

 ウクライナとロシア、仲介役のトルコと国連による穀物輸出の合意の期限が5月18日に迫るなか、トルコのエルドアン大統領は17日、合意の2カ月間の延長が決まったことを明らかにしました。

 合意はこれまで複数回、延長されてきましたが、ロシアが自国の農産品の輸出に関して要求が満たされなければ延長に応じない姿勢を見せ、調整が続いていました。

 合意が延長されなければ穀物価格が高騰し、アフリカや中東などウクライナ産の穀物に頼る国々を中心に影響が出ると懸念されていました。

 この延長を受け、国連のグテーレス事務総長は「世界にとって良いニュースだ」とコメントしています。
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