米南部のハリケーン被害　死者70人に　犠牲者さらに増える恐れも(2022年10月2日)

米南部のハリケーン被害　死者70人に　犠牲者さらに増える恐れも(2022年10月2日)

　アメリカ南部を襲ったハリケーン「イアン」による死者が70人に上っています。被害の全容は明らかになっておらず、犠牲者はさらに増える恐れもあります。

　イアンは先月28日、5段階のうち2番目に強い「カテゴリー4」のハリケーンとしてフロリダ半島に上陸し、広範囲にわたって家屋が水没するなどの被害が出ています。

　CNNなどによりますと、フロリダ州では逃げ遅れるなどした住民およそ4000人が救助されました。

　フロリダ州では今月1日までに少なくとも66人が死亡したとみられていて、ノースカロライナ州でも4人が死亡しています。

　バイデン大統領は1日朝、ノースカロライナ州に非常事態宣言を出し、連邦政府による支援を命じました。

　イアンは現在、勢力を弱めて熱帯低気圧となっていますが、被害の全容は明らかになっておらず、今後も犠牲者が増える恐れもあります。
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