早くも“厳戒態勢”会場周辺に立ち入り規制 観光に影響も…G7広島サミットまで4日(2023年5月15日)

早くも“厳戒態勢”会場周辺に立ち入り規制 観光に影響も…G7広島サミットまで4日(2023年5月15日)

早くも“厳戒態勢”会場周辺に立ち入り規制 観光に影響も…G7広島サミットまで4日(2023年5月15日)

岸田総理が「歴史に残るサミットにしたい」と意気込む、G7広島サミットの開幕まであと4日。メイン会場となるホテルの周辺では早くも厳戒態勢がとられ始めています。

広島駅から一つ隣のJR天神川駅で15日、不審なスーツケースが見つかりました。爆発物を扱う、専門部隊も出動。周辺は一時、規制され、電車も一部区間で運転見合わせとなりました。スーツケースの中から、危険物は確認されなかったといいます。近頃よく聞く、不審物騒動。警戒度合いが、日に日に強まっている、証かもしれません。

広島では15日、市街地から宇品島へと続く道路が封鎖されました。この道路の先には、G7のメイン会議場となるホテルがあります。そのため、15日以降、島への立ち入りには制限がかかり、住民をはじめ、識別証などが交付された人しか行き来できません。

宇品島の住民:「物々しいなって。初めて経験しますね。無事に済んで、何事もなく済んでほしい。どこから帰ればいいですか?」

日本が議長国として各国首脳を迎える、今回のG7。過去の洞爺湖サミットや、伊勢志摩サミットと違って、都市部で開催されるのは、93年の東京サミット以来、30年ぶりです。

都市型開催ゆえ、制限も広範囲にわたります。広島でよく目にする、路面電車も休日ダイヤになったり、一部運休にもなります。

市内にある平和公園。被爆の爪痕を残し、核兵器の悲惨さを今に伝える、原爆ドームも側にありますが、初日に、各国首脳夫妻を出迎え、資料館を案内するため、周辺の立ち入り制限や休館が予定されています。

厳島神社がある宮島も、首脳らが集合写真の撮影などをするため、規制の対象となっています。観光物産センター『正木屋』の正木文雄社長は、サミット前日から3日間、営業をストップすると決めました。

正木文雄社長:「(Q.バツになっているのは)キャンセル。(Q.かなりの件数ですね)そうですね」

サミットの影響とみられるキャンセルは、すでに500人を超えたといいます。

正木文雄社長:「(Q.休業中の手当は)手当というのは、我々は水商売ですから。全世界に発信できるので、致し方ない話かなと。痛いのは痛いんですけど(G7が)終わってからに期待している状況ですね」

岸田総理:「広島サミットを歴史に残るサミットとして成功に導くべく、全力で臨む考えです」

官邸で、意気込みをこう語った、岸田総理。ウクライナへの侵攻を続けるロシアを議題とするほか、「グローバルサウス」と呼ばれる、新興国に対してG7の関与を強化すること。また、核兵器のない世界への取り組みなどが、話し合われる予定です。

連邦政府の債務上限引き上げをめぐる、議会とのせめぎ合いが続き、オンライン参加もささやかれていた、バイデン大統領。17日にアメリカを出発し、18日には、日米首脳会談を行うことが、ホワイトハウスから正式に発表されました。

バイデン大統領:「(Q.G7には間に合うか)現時点ではその予定だ。(Q.広島訪問は楽しみ)楽しみだね」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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