「ドーンと音が…」車内で悲鳴 走行中の列車 窓ガラスが大破(2023年5月15日)
福岡県内を走行中の列車で突然、巨大な窓ガラスが割れました。現場で一体、何があったのでしょうか。JR九州からの被害届を受けた警察が器物損壊容疑で捜査をしていることが分かりました。
■走行中の列車 窓ガラスが大破
乗客:「えぐ」
走行中の電車内に散乱する窓ガラスの破片。一面が大破し、ほとんど窓ガラスは残っていません。
乗客:「うわー止まった」
アナウンス:「停車致します、非常停止致します」
乗務員:「え!?」
乗客:「なんかドーンと音がして、その後にバラッと割れて」
乗務員:「けがされた方いらっしゃいませんか、大丈夫ですか?」
乗り合わせた高校生:「最初来た時に、えっ?って心の声が漏れていたので、本当に、普通ではありえないことが起きたというのが、そこで痛感した」
13日、福岡県を走るJR香椎線で撮影された一連の映像。午後6時4分ごろ、土井駅を発車した電車はその2分後、大きな音が鳴って窓ガラスが割れたといいます。
乗り合わせた高校生:「イヤホンしていたが、それでもドンッ、っていう硬い何かが当たったような音がして。鈍い音だった結構」
列車は2両編成。窓ガラスの割れた車両には10人ほどが乗っていたといいます。
乗り合わせた高校生:「みんな立ち上がってパニックになっていた。叫び声というかキャーっていう女性の悲鳴っていうか」
幸い、乗客にけがはありませんでした。今回のトラブルは事故なのか、もしくは事件なのか…。
■被害届受け“器物損壊”警察捜査
走行中の列車の窓ガラスが割れるケースは、これまでにも報告されてきました。2017年には、JR武蔵野線で2日続けて窓ガラスが割れる事故が相次ぎました。その後、列車に石を投げてガラスを割ったとして男を逮捕。ただ、列車の窓ガラスを巡るトラブルについては原因が分からないこともあると、専門家は指摘します。
鉄道ジャーナリスト・梅原淳さん:「外側から何かが当たらない限りほぼ割れないので、故意なのか事故なのか、偶発的なものなのか分からないが、何かが当たるということが多い。(そのうえで)実はあんまり原因がよく分からない」
実際、過去に窓ガラスが割れたケースについて、各鉄道会社に番組が問い合わせたところ、今も「原因不明のまま」という回答もありました。
今回、JR香椎線で起きた事故については、JR九州が14日被害届を提出。警察は「器物損壊容疑」で調べているということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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