なぜ?『香川県』のコンビニで申請した戸籍証明書が…『徳島市』で申請した人に誤交付(2023年5月11日)

なぜ?『香川県』のコンビニで申請した戸籍証明書が…『徳島市』で申請した人に誤交付(2023年5月11日)

なぜ?『香川県』のコンビニで申請した戸籍証明書が…『徳島市』で申請した人に誤交付(2023年5月11日)

徳島のコンビニで発行されたのは、赤の他人の戸籍証明書でした。

 (河野太郎デジタル大臣 5月9日)
 「情報保護に関して、国民の皆さまの信頼を傷つける大変重大な事故で、誠に申し訳なく思っております」

 5月9日、河野デジタル大臣が「大変重大な事故」と話した、別人の証明書が誤って発行される不具合。マイナンバーカードを使ってコンビニで証明書などを交付するサービスで、今年3月以降、横浜市などで計13件の不具合を確認。デジタル庁は、システムを提供する「富士通Japan」にサービスの一時停止と再点検を要請しています。

 そんな中、徳島でもトラブルが発生していました。今年3月、徳島県小松島市内のコンビニで、徳島市に住民票を置いているAさんがマイナカードを使って住民票の発行を申請しました。すると全く別のBさんの戸籍証明書の一部が発行されたというのです。Bさんは、Aさんと同じ時間に香川県高松市のコンビニで戸籍証明書を申請した、徳島市に本籍を置く人でした。

 なぜ高松のコンビニで申請した証明書が徳島で発行されたのか。システムエラーの原因は『徳島市役所に後から設置された端末』でした。AさんとBさんと同じ時間帯に、徳島市役所でCさんも証明書を発行していました。この市役所の端末が不具合の原因だったということです。

 市役所の端末はコンビニでの交付システムの導入後、2021年に設置されたもの。この端末とコンビニのシステムが同時に使われると不具合を起こすことがわかりました。徳島市はこの端末をすでに撤去してコンビニでの交付を続けていました。

 (徳島市住民課 野田憲史課長)
 「コンビニ交付は、皆さまが安心してお使いいただけるように、富士通Japanと一緒に原因を究明して進めていきたいと思っております」

 徳島市は今後コンビニの交付サービスも一時的に停止して点検を行う予定です。

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