中学1年男子“胸を刺される” 61歳男を逮捕 父の元同僚か…事件前日夜に怒鳴り声も【もっと知りたい!】(2023年5月11日)
東京・蒲田で61歳の男が中学1年の男子生徒の胸を刃物で刺し、現行犯逮捕されました。男は生徒の父親と顔見知りで、父親の職場で接点があったとみられます。
■学校の目の前で…母「子どもが刺された」
数人の警察官に組み伏せられた男。その後、男は両脇を警察官に抱えられながら立たされます。容疑者確保の瞬間映像です。
10日午前8時すぎ、東京・大田区西蒲田で中学1年の男子生徒(13)が男に胸を刺されました。男子生徒は病院に搬送され、意識はあるということです。
現場は、男子生徒が通う学校の目の前の私有地。多くの人や車が行き交うなかで事件は起きました。
近所の人:「男の人がスーパーの袋持って歩いて。こっち行ったなと思ったら、また戻ってくるからあれ、戻ってきてんだ。しばらくしたらギャーって声が聞こえたからさ。お母さんは子どもさん抱いてるし、こんなして押さえてるし、血は出てるし。お母さんパニック状態、旦那さんもパニック状態、子どもさんは朦朧(もうろう)としてるし」
通報した近所の人:「いつも聞かないような奥さんの大きな声で、『子どもが刺された。警察、消防、救急車を呼んでください』『電話してください』というのがあった」
傷害の疑いで現行犯逮捕されたのは、山下泰範容疑者です。
山下容疑者:「私がやったことに間違いありません」
■確保の瞬間…様子は?「無気力・無表情」
警察官が到着する前に、近くにいた人によって取り押さえられました。
近所で働く人:「取り押さえた人が包丁をよけたので、包丁が(男の)目の前にあって血も付いていた。ずっと抵抗してて『自首するから離せ、俺は警察に行くんだ』と言っていた。ずっと抵抗はしてた」
近くには血の付いた包丁が落ちていて、山下容疑者の手や服にも血が付いていたということです。
容疑者確保の瞬間を撮影した人は…。
容疑者確保を撮影した人:「この辺でこういう軽くうつ伏せになって、お巡りさんが7人くらいこうやって抑えていた。2人くらい盾持ってガードしてた」
山下容疑者の様子については…。
容疑者確保を撮影した人:「無気力というか無表情というか、ただ印象的だったのは、取り押さえられた時に靴が脱げたんですよ。移送される時に容疑者は、自分でその靴を普通に履いて乗ってた。それが落ち着き払ってて、逆に怖かった」
■父親の“元同僚”か 前日に怒鳴り声も
61歳の容疑者と13歳の男子生徒の間に一体、どんな接点があったのしょうか。
被害者の父親が勤める家電量販店です。山下容疑者も以前、勤めていて元同僚だったという話もあります。
近所の人:「顔も知っている名前も知っていると、旦那さんが言ってた」「(Q.旦那さんとは?)子どものお父さん。会社の同僚だったって、昔の。もめてたんじゃないかな。何回か訪ねてきて話し合ったみたい」「(Q.ご主人が言っていた?)ここ(別の家)のご主人がきのう、(被害者宅)チャイムを鳴らしている姿を見たと」
さらに、近所の人は事件前日の夜、被害者宅の方から何者かが怒った口調で話す声が聞こえたと話します。
通報した近所の人:「『もう店なんか行かねえからな』という怒鳴り声みたいなのが1回聞こえた」「夕方6時ぐらいに声が聞こえた人は『お客さん』と旦那さんが言っていた。『店には絶対に行かない』と何の話かなと大きな声で聞こえた」
■緊急の保護者会「学校は普通に授業」
10日、中学校では緊急の保護者会が開かれました。
およそ1時間にわたって開かれた保護者会に出席した人は、次のように話します。
出席した保護者:「保護者の方もあす、あさってとか休みにして土日を迎えた方が子どもたちも落ち着くんじゃないかって言われてる方もいたけど、学校は普通に授業すると言っていました」
警視庁は事件の詳しい状況や動機について調べを進めています。
(「グッド!モーニング」2023年5月11日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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