立命館大学でチャットGPTを活用した授業「まず自分で英訳→AIに英訳させると…」(2023年5月10日)

立命館大学でチャットGPTを活用した授業「まず自分で英訳→AIに英訳させると…」(2023年5月10日)

立命館大学でチャットGPTを活用した授業「まず自分で英訳→AIに英訳させると…」(2023年5月10日)

こうした中、滋賀県草津市の立命館大学で行われているのはチャットGPTを活用した英語の授業です。

 (立命館大学生命科学部 山中司教授の授業)
 「まずは初めにやってほしいのは、自力で英作をしてください。で、同じ英文に対してチャットGPTで英作する」

 チャットGPTは、ネット上にある膨大な情報を学習して、質問に対してわずかな時間で回答することが可能な対話型AIサービスです。授業ではまず自力で考えて英訳をして、その後チャットGPTを使って英訳します。1つの例文を入力すると複数の英文が表示されるため、授業では学生たちがそれぞれが作った英文の細かな表現の違いを比較しました。

 (学生)
 「今まで書いたことのない単語とかを学ぶことができたので良かったです」
 
 (立命館大学生命科学部 山中司教授)
 「テクノロジーのツールを、鬼に金棒じゃないですけど、使いながら学生たちが自分の英語の発信能力を高めて、そして英語力も伸ばしていけるような取り組みを様々な形で考えていきたい」

 一方でこちらは神戸市役所。5月10日、神戸市のデジタル戦略部の職員と有識者が、どんなときにチャットGPTを使うと便利なのかなどについて意見交換をしました。

 (神戸市デジタル戦略部の職員)
 「文献とか国の報告書とかを拝見する機会があるんですけれども、どうしても時間がない時とかにチャットGPTに入力して要約してもらうとか」
 (専門家)
 「込み入った内容を要約するとなるとチャットGPTも苦手なところがあって、数字とか固有名詞のところはうまく調整していかないと、間違ったまま使用してしまうといったことにつながってしまう可能性がある」

 (神戸市デジタル戦略部 箱丸智史課長)
 「ただちに市民の窓口で使えるとは思っていないんですけれども、まずは内部事務であるとか、単純作業みたいなところの効率化を図っていくべきでして。きちんと市民の方に向き合っていく時間というのを考えていきたいなと」

 神戸市の久元喜造市長は、市役所のあらゆる分野で使えるのではないかと前のめりで、全国に先駆けて条例でルール作りをする方針を示しています。条例では、市長が安全だと認める会社のチャットGPTには、個人情報なども入力できるよう定めたいとしています。

▼MBS NEWS HP
https://ift.tt/PGtcD4L

▼最新ニュースや特集を毎日配信 チャンネル登録お願いします!
https://www.youtube.com/c/MBSnewsCH?sub_confirmation=1

#MBSニュース #毎日放送 #チャットGPT #活用 #授業 #立命館大学

MBSnewsCHカテゴリの最新記事