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相次ぐアルミ缶の“破裂事故” 過去には地下鉄車内でも 実験映像から分かる“化学反応”の仕組み|TBS NEWS DIG
きのう、東京・足立区の駅でコーヒー缶が破裂し、女性2人がけがをしましたが、アルミ缶が突然、破裂する事故はこれまでにも起きていました。共通する原因とは?
アルミ缶にアルカリ性の洗剤を注ぐと、数時間後には細かい泡が大量に発生します。アルカリ性の洗剤とアルミが化学反応を起こし、水素が発生しているためで、およそ6時間後には缶が溶けて洗剤が漏れ出しました。
同様の現象が起きたとみられるのが、きのう夕方、東京・足立区の西新井駅です。コーヒー缶が破裂して、女性2人が火傷を負いました。
目撃者
「焦げ臭いにおいはしましたね」
警視庁は缶を置いた中国籍の49歳の男性から任意で事情を聴いていますが、警視庁への取材で、液体が強アルカリ性洗剤でアルミ缶と化学反応を起こし、その後、気体が発生し、缶が破裂したとみられることがわかりました。
男性は「服のにおいや汚れを落とすために、勤務先から液体を缶に入れ、持ち出した」という趣旨の話をしていて、警視庁は過失傷害の疑いも視野に調べる方針です。
アルミ缶をめぐっては、2012年にも地下鉄の車内で突然、破裂し、16人がけがをする事故が起きていて、このときの原因も「強アルカリ性洗剤」を移し替えたことでした。
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