マスク生活で笑顔忘れた? 「笑顔作り方」講座 参加者急増(2023年5月9日)

マスク生活で笑顔忘れた? 「笑顔作り方」講座 参加者急増(2023年5月9日)

マスク生活で笑顔忘れた? 「笑顔作り方」講座 参加者急増(2023年5月9日)

 新型コロナウイルスの感染法上の位置付けが、8日から季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられました。そんななか、笑顔の作り方を学ぶセミナーが人気を集めています。

■空港スタッフも…マスク外し笑顔

 8日の大阪の通勤風景。マスクを着用している人は、まばらです。

 街の人:「だいぶうれしいのはうれしいですけど。ちょっとね、予防しながらやらないといけないなと」「習慣もあるので…。つい、きょうも考えずに(マスクを)してきた。しばらくは、するのではないかなと思う」

 これまで、街のあちらこちらで目にしてきたアクリル板やビニールカーテンなども、次々と撤去されていきます。

 旅行需要が回復し、にぎわいが戻ってきた空港では、もう一つ戻ってきたものがありました。

 ANAグランドスタッフ・大川由真さん:「マスクの下でも笑顔を作って、お客様の対応をしておりました。全開の笑顔で対応したいと思う」

 利用客:「マスクがないほうが笑顔が分かるし、表情が読み取りやすい」

 ANAグランドスタッフ・水野絵梨香さん:「マスクを外して、お客様と笑顔で話せるようになって、よりコミュニケーションがとりやすくなった」

■「笑顔作り方」講座 参加者急増

 笑顔を歓迎する人がいる一方、こんな不安を感じる人もいました。

 20代(営業):「(顔の)下を隠すことが増えたので、表情筋が衰えてるのかなという心配はあります」

 就活中の大学生:「笑顔が得意じゃないので。(面接の際)表情も気になるし、歯を出して笑ったほうがいいのかは気になる」

 こうしたなか、注目されているのが「笑顔のトレーニング」です。

 笑顔トレーナー・川野恵子さんの元には、レッスンの依頼が増え続けていて、今年の2月以降は前の年に比べて4.5倍に急増しているといいます。

 笑顔トレーナー協会・川野恵子代表理事:「マスクを着用することによって、ご自身は笑顔のつもりでいるが、目が笑っていないというところで、なかなか笑顔を伝えることができなかった。そうすると、誤解が生じてしまうということで弊害があった」

 どんなトレーニングを行われるのか、番組スタッフが体験しました。

 川野代表理事:「まずは、マスクを取ってみてください。写真を撮るみたいに、最高の笑顔をしてみてください」

 レッスン前、表情から“笑顔の度合い”を読み取るスキャンによる採点では、最大笑顔92点、平均笑顔56点の結果に。

 3年以上にわたるマスク着用で、頬の筋肉を動かすことが減り、硬直した表情になる人が多いといいます。

 川野代表理事:「上の歯が8本見えるように、口角を上げます。上の歯で下の唇を軽くかんでみてください。この時、ちゃんと上の歯が見えるように。かなりこの筋肉が縮まってます。1、2、3、4、5」

 さらに…。

 川野代表理事:「今縮めた筋肉をやわらかくするためには、ストレッチ。続いては、伸ばします。『お』という口をしていただいて、伸ばします。いかがですか」

 レッスン後の採点は、大幅に改善されました。

 川野代表理事:「最大笑顔100点が出ました。平均笑顔97点になりました」

 川野さんは「まず鏡を見て、自分のいい笑顔を知ることが大事だ」といいます。

 川野代表理事:「笑顔に自信を持っていただきたい。そうすることによって、マスクを外して笑顔で会話をすることが増えると思う。笑顔って当たり前じゃないので、表情筋をトレーニングで鍛えることによって、どなたでもすごくすてきな笑顔になるというふうに考えている」

(「グッド!モーニング」2023年5月9日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事