日大アメフト部で“大麻疑惑” 郵送で情報提供…大学が調査(2023年8月2日)

日大アメフト部で“大麻疑惑” 郵送で情報提供…大学が調査(2023年8月2日)

日大アメフト部で“大麻疑惑” 郵送で情報提供…大学が調査(2023年8月2日)

 悪質タックル問題から5年、日本大学に新たな疑惑です。アメリカンフットボール部に所属する部員が大麻を所持しているという情報提供があり、大学が調査していることが分かりました。

■日大アメフト部で“大麻疑惑”

 元理事長の不祥事などで林真理子理事長のもと改革を進めている日本大学。今度は違法薬物に関する疑いが浮上しました。

 情報提供者:「日本大学アメフト部の部員が大麻を使用している」

 関東学生アメリカンフットボール連盟によりますと、先月中旬、日大アメフト部の部員が大麻を所持しているとの情報提供が郵送で届いたといいます。情報提供は学生連盟だけでなく、日大アメフト部などにもあったといいます。

 先月31日、学生連盟に日大アメフト部から報告が来ましたが、内容が不十分なため追加の調査を求めたといいます。日大は問題があったのはアメフト部の寮内だとしています。

 日大は監督、コーチ、部員、退部した学生らに聞き取り調査などをしているといいます。そのためアメフト部の練習は取りやめていて、保護者会も開いたといいます。また、大学側はすでに警察に相談したということです。

 日本大学の学生:「(アメフト部は)悪いことしているような子たちじゃないんで。皆いい子なんでちゃんと授業受けているし。使っているようには思えない」

■「悪質タックル問題」 再建の中

 日大アメフト部といえば、思い起こされるのが2018年、関西学院大学との試合で起きた「悪質タックル問題」。その後、再建を目指す日大アメフト部は今年4月には中断していた関西学院大学との交流戦が5年ぶりに行われるなどしていました。

 スポーツジャーナリスト 小林信也さん:「今回の問題と前回の問題は全く質が違う」

 悪質タックル問題から5年、日大アメフト部に何が起こっているのでしょうか。

 2日、日大アメフト部の部員の大麻所持について日大が調査していることが分かりました。

 スポーツジャーナリスト 小林信也さん:「日大(アメフト部)フェニックスは関東ではずっと王者ですし、(学生日本一を決める)甲子園ボウルでも何度も優勝して、常に優勝を争う存在」

 そんな名門に起こったのが5年前の「悪質タックル問題」でした。

 スポーツジャーナリスト 小林信也さん:「今回の問題と前回の問題は全く質が違う。前回は大学全体の体質の問題が背景にあるんですけど、今回は個人ですよね。個人の資質というか。同じに捉えることはできない。前回も同じですけど、他のメンバーにとっては非常に迷惑な話」

■アメフト部の大麻所持を否定

 日大は2日、コメントを出しました。

 日本大学:「現時点では一部マスコミで報道されているように、本学アメリカンフットボール部の寮内において違法な薬物が発見されたとの事実は確認できておりません」

 日大は調査の結果、犯罪や不適切な事実が確認された場合、厳正に対処するとしています。

 日本大学 林真理子理事長:「経過を申し上げますと、父兄という方から手紙をいただいて、こういうことがあるんじゃないかということで、私どものほうで調査を始めましたが、その手紙がマスコミの方ですとか各方面にその手紙が行きまして、私どもの方でも調査を始めているところ。いまのところ、マスコミにありますようにそういう違法な薬物が寮にあったということはまだ確認されておりません」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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