水際対策「緩和の方向で検討」外国人留学生が他国に流出も(2022年2月12日)

水際対策「緩和の方向で検討」外国人留学生が他国に流出も(2022年2月12日)

水際対策「緩和の方向で検討」外国人留学生が他国に流出も(2022年2月12日)

12日、羽田空港を訪れ、検査体制などを視察した岸田総理。

岸田総理大臣
「今後飛行機が増えてくると処理能力はどうか?」
担当者
「1時間に100件検査できる機械が8台ありますのでフル稼働させていただければ」

外国人の新規入国を原則停止している日本。
政府は今の水際対策を今月末まで維持する方針ですが、経済界などから緩和を求める声もあがっています。

仁科健吾リポート
「ロビーにはチラホラビジネスマンがいる程度です。国際線の欠航が相次いでいるためか空港は閑散としています。」

アトランタに向かう男性
「いま一時帰国してまして、今回日本に帰ってくる方がハードル高いなって思って」

テネシー州に向かう男性
「仕事する上では隔離がない方がスムーズでいいですがこっちに帰ってくると家族もあるのでそれ(水際対策)も必要かと」

入国制限で特に影響を受けているのが外国人留学生。
それは留学生に日本語を“教える側”も同じで・・・

訪日外国人に日本語を教える 剱持嘉一さん
「辛い状況。経営は体力勝負になっています。オンラインとかそういう方法もあるかと思いますけど学ぶ側の方がそうではなくて『対面で』ということを希望されるとなかなか成立もしないですし・・・」

留学先を他国に変更する学生も増えているといい、“日本離れ”が懸念されています。

岸田文雄総理大臣
「内外の感染状況の変化、さらには海外における水際対策のあり様、こうしたものを総合的に勘案して、その上で緩和に向けた検討を進めていきたい」

こうした中、12日、1万1765人の陽性が確認された東京。感染者数は4日連続で前の週を下回りました。
一方、30代から90代の7人の死亡も確認されています。

12日から高知県にもまん延防止措置が適用され、これで対象地域は36の都道府県に拡大されました。
そして、全国の重症者数は1352人。わずか1か月で、およそ13倍に増えたことになります。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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