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「海面に衝突の可能性が高い」衣類やフライトレコーダー回収…陸自ヘリの機体引き揚げ(2023年5月2日)
宮古島付近で消息を断った陸上自衛隊のヘリコプターの事故から26日。水深106メートルから、機体の一部が引き揚げられました。まったく原型をとどめていません。日の丸マークがついたパーツは、乗員が乗るキャビンから尾翼のローターにつながる部分のように見えます。また、燃料タンクのようなパーツもありました。
場所は、伊良部島の北、約6キロの地点。その後も、引き揚げは続きました。迷彩服のような衣類なども引き揚げられました。残骸の中からは、飛行データや音声を記録したフライトレコーダーが回収されています。
事故を起こした陸上自衛隊のヘリコプターは、レーダーから消える直前、高度150メートル前後で飛行していたとみられます。
なぜ、機体は、ここまでバラバラになったのでしょうか。海上自衛隊で、ヘリコプター勤務の経験がある軍事ジャーナリストの小原さんは、こう話します。
笹川平和財団・海自でヘリの操縦経験をもつ小原凡司上席フェロー:「エンジンがふたつとも止まって、推力がなくなったとしても、“竹とんぼ”のように降りるオートローテーションという方法がある。それでも地上10メートル、20メートルぐらいから落ちた衝撃はあるが、それを緩和する機体構造をしているので、機体がここまでバラバラになるのは考えにくい。このような破壊のされかた、例えば、テールコーン(機体後部)が折れている状況からみて、着水させたというよりも、衝撃をもって海面に衝突した可能性が高い」
2日までに、隊員10人のうち6人が引き揚げられ、死亡が確認されています。残る4人の発見とともに、事故原因の解明が待たれます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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