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ラーメン店主の暴力団組長殺害 牛テール肉で人気“頭部から銃弾”(2023年4月24日)
神戸市のラーメン店で店主の男性が血を流して死亡した事件で新たな情報です。被害者の店主は山口組系の暴力団組長で、頭部から銃弾のようなものが見つかったということです。
■牛テール肉で人気 “頭部から銃弾”
神戸市にあるラーメン店「龍の髭」。牛のテール肉が入ったラーメンが人気のお店だそうです。
23日午前11時ごろ、この店で事件は起きました。男性はラーメン店の厨房(ちゅうぼう)で倒れているのが見つかり、頭や口などから血を流していたということです。厨房で何者かに襲われ、死亡したのは57歳の男性店主。現場は住宅や事業所が立ち並ぶ地域で、警察によりますと、医師によるCT検査で男性の頭部から銃弾のようなものが見つかったということです。
真面目な印象だったという男性店主。ただ、違和感もあったといいます。
常連客:「23時ぐらいにお店が開いていたのでちらっとのぞいてみたんですけど、いわゆる忘年会みたいなのをしていて、その時にちょっと暴力団風の人がお酒を飲んでいたのは見た」
店に暴力団風の人が出入りしていたといいます。捜査関係者によりますと、死亡した男性店主は特定抗争指定暴力団「山口組」系、弘道会傘下の余嶋学組長(57)です。元警視庁警視で暴力団などの犯罪捜査を長年指揮していた櫻井裕一氏は…。
元警視庁警視「暴力団」担当・櫻井裕一氏:「12年前に捜査で扱っていて、当時は現役の組長でした。まさに驚きであって、現役の組長がラーメンを作っていたというのは私も全然、経験上(聞いたことが)ありません」
“暴力団の組長”であり、ラーメン店の店主という2つの顔を持つ余嶋組長…。一体、なぜラーメン店を経営していたのでしょうか…。
■「経験上ない」元捜査員も驚き
暴力団の組長でラーメン店の店主が何者かに襲われ、死亡した事件。そもそも、なぜ暴力団の余嶋組長がラーメン店を経営していたのでしょうか。
12年前、余嶋組長を捜査していた元警視庁警視の櫻井氏は…。
元警視庁警視「暴力団」担当・櫻井裕一氏:「(Q.実際(ラーメン店を)やっている事例は)ないです。暴力団組長がラーメン店をやっていたというのは私の経験上(聞いたことが)ありませんね。ただ、組を抜けたとか引退した後にラーメン店をやっている人はいますけど、しのぎも厳しいし、組員もどんどん離れていけば組を維持するのが大変。上納金は当然あると思うので、それには当然、組長だから払わないといけないとなれば何かしなければお金にならないので、そのためにラーメン店をやっていたのかなと」
さらに別の可能性も指摘します。
元警視庁警視「暴力団」担当・櫻井裕一氏:「本人はカタギになりたかったのかなと。ラーメン店をやるってこと自体が暴力団としての仕事じゃない。自分はラーメン店でやっていきたいんだと思っていたのかもしれない」
警察は何者かが拳銃のようなものを使用した殺人事件とみて捜査本部を設置し、事件を詳しく調べています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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