暑さ一転 ヒンヤリで街が一変 東京最高16℃ 今月で一番寒く(2023年4月24日)

暑さ一転 ヒンヤリで街が一変 東京最高16℃ 今月で一番寒く(2023年4月24日)

暑さ一転 ヒンヤリで街が一変 東京最高16℃ 今月で一番寒く(2023年4月24日)

 先週までの暑さから一転。24日は各地で気温が上がらず、ヒンヤリとした一日になりました。野菜などへの影響も出てきています。

■暑さ一転ヒンヤリで街が一変 東京最高16℃

 渋谷は様子が一変しました。先週、夏日が相次ぎタンクトップの人もいた渋谷。24日、最高気温は16℃と3月下旬の寒さに逆戻り。再びダウンの出番です。先週、日よけとして使われていたコートも24日は本来の役目を果たしています。

 この人たちは24日も薄着です。

 ランナー:「山手線一周、走ってきています」「信号で止まると寒いです」

 先週、かき氷が飛ぶように売れていた甘味処。季節外れの暑さから一転、10℃以上下がった24日はコーヒーやぜんざいも売れています。

 浅草・甘味処彩夏、染谷太一さん:「毎日、毎日これだけ気温が違う。色々なものを準備することもありますし、毎日、天候を見ながら準備している」

■野菜に影響は サニーレタス農家は涼しさ歓迎

 ジグザグ天気は春野菜にも影響を及ぼしています。茨城県古河市にあるサニーレタスなどを作る農家です。先週、古河市は気温30℃近くまで上がり、今年一番の暑さを記録しました。

 鈴木農園・鈴木弘晃さん:「こちらですね、成長しすぎてしまってつぼみが出てきてしまって、商品価値がなくなってしまう」

 異例の暖かさで野菜が育ち過ぎ、規格外になるものが相次ぎました。

 鈴木農園・鈴木弘晃さん:「困ったところです。大きければ高いんだったら、いくらでも良いんですけどね…」

 この涼しさは大歓迎です。

 鈴木農園・鈴木弘晃さん:「僕らの作業もしやすいし、野菜にとってもすごく良いので最高の気温だと思います」

 このジグザグ天気。私たちの暮らしにも影響を及ぼしています。

 アキダイ・秋葉弘道社長:「寒くて止まっちゃう。生育が。流通力が急激に減っちゃう。最近の天候と一緒で振り回されているのが現状」

 キャベツやナスなどは暑さの影響もあり、週末に掛けて値段が上がる可能性があるそうです。一転、肌寒くなった24日。こんなコーナーも…。

 アキダイ・秋葉弘道社長:「皆、最後もう1回、鍋とか食べておこうかなという人も出ている。(売り場の)衣替えを毎日しているような雰囲気」

 まもなくゴールデンウィークですが、冬の風物詩“鍋”にあう春菊や白菜を置いたコーナーが人気です。

■花にも影響 GW迎える前の観光地やきもき

 季節の花が1年中楽しめる埼玉県滑川町の森林公園。ネモフィラやポピーとともに見頃を迎えていたのは不思議な形の花でした。

 地面からニョキニョキと生えた紫の花。その名も「ルピナス」。藤の花が空に向かって咲いているような姿から“昇り藤”とも呼ばれています。

 園内に植えられた4万本のルピナス。最盛期には広大な敷地に幻想的な景色が広がります。ただ、今年は暑さの影響で見頃は例年より1週間以上早まりました。さらに、こんな異変も…。

 国営武蔵丘陵森林公園・関原瑞穂さん:「後ろの花を見ると分かる通り、葉のボリュームが少ない。花を伸ばすために栄養が吸い取られたせいで、葉があまり成長しない」

 例年、ルピナスの葉は緑のじゅうたんのように青々と地面を覆います。ところが、今年は暑さの影響もあり、葉より先に花の成長が進んでいました。来園者の中には異変を感じ取った人も…。

 花に影響を与えた先週までの暑さ…。ただ、24日は気温がぐんと下がり、今後も涼しい日が続く見込みです。ゴールデンウィークは目前。園は胸をなで下ろしていました。

 国営武蔵丘陵森林公園・関原瑞穂さん:「ここ最近の涼しさが出てきて、開花のスピードも緩やかになる。アイスランドポピーやネモフィラは(見頃が)ダメかもと思いつつも、ルピナスがゴールデンウィークに見頃を迎えてくれそう。(ルピナスは)とても心強くてありがたや」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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