GW直前 “旅行熱”は回復も…観光地は物価高に人手不足(2023年4月22日)
来週からゴールデンウィーク。航空各社が発表した予約状況によると、日本航空のハワイ・グアム方面が去年のおよそ4.3倍。全日空のハワイ方面が去年のおよそ5.5倍で、コロナ前の9割まで回復しています。
日本人観光客)
A「ハネムーンで来た」
Qハネムーンはハワイと決めていた?
A「そうですね私が行きたくて」
Qコロナで待って?
A「少しだけ待った感じですね」
ハワイ在住のツアーガイド、AYUKOさんのスケジュールも。
ハワイ在住ツアーガイド AYUKOさん)
「おかげさまでゴールデンウィークは、ツアーの予約はいっぱいの状態です」
多くの日本人が訪れる予定のハワイですがコロナ前と変わったことも…。
日本人観光客)
「物価がすごく高くて、お買い物するのも食べ物食べるのも大変だなと思って」「ラーメンとか餃子、味玉で4200円笑」
楽しい旅に水を差す、物価高。
こちらのステーキ店では、本来値段が1.5倍ほどになるところを、小さいサイズの低価格で提供できるメニューを用意するなど工夫をしています。物価高で相場が変わったものが他にも…。
ハワイ在住ツアーガイド AYUKOさん)
「チップも以前は15%~20%が相場だったんですが、コロナ以降18%~22%ぐらいに上昇しています」
日本人観光客)
「チップは少し高いかなと思いますね、でも店員さん親切だから別にいいかなと思いました」
一方、国内旅行の現場では、ある課題が。今朝、福岡空港を訪ねてみると。保安検査場に並ぶのは、まるでテーマパークのような大行列。こうした行列は、特に早朝や夕方などに度々起こるのだといいます。サタデーステーションが出会った、こちらの女性も。
空港利用者)
Q「何しに福岡空港に?」
A「東京に旅行に。月1くらいでわりと頻度高めで(空港を)利用しています」
出発ゲートへ向かうと…。
空港利用者)
「え?めっちゃ混んでる!えめっちゃ混んでません?!」「焦ります。今日は早く来た方なのでよかったんですけど、いつもは30分前。」
行列のワケは、利用客の回復だけではないといいます。
福岡国際空港 小林智子広報課長)
「(コロナ禍で)検査員の方たちが離職されてしまっていて、いざお客様が急激に増えてきたときに、採用活動が間に合わなかったというところ」
手荷物の検査などを担当する、保安検査員の人手不足です。コロナ禍での離職や採用の停止などで、検査員の数はおよそ2割減少(国交省データ)。
福岡国際空港 小林智子広報課長)
「検査員の方たちって採用してもすぐに現場に出ることができなくて、いろいろ資格が必要だったり…」
そこでGWにあわせ始めたのが、待ち時間を減らす対策です。
橋詰翔太ディレクター)
福岡空港では今週から、保安検査場の前で搭乗券の確認を行っています。
搭乗券を事前に確認してから保安検査を受ける「番台方式」と呼ばれる方法にすることで、これまで1時間に(1レーンあたり)150人程だった検査数を170人程にまで増やすことができるといいます。
人手不足はこんな現場でもー。沖縄県内を走るモノレール。2019年に新たな4つの駅が開業以降、駅員の成り手がいないといいます。
沖縄都市モノレール 営業統括課 安谷屋直樹課長)
現在いる駅員の負担が大きいということで、1人の駅員が2つの駅を行き来して管理する、「巡回方式」というのを導入しております。
※事前連絡で駅員の補助を受けられます。
昨年度の乗客数は、前の年より4割以上増加。これからさらに回復が見込まれ、車両を増やすなどインバウンド用の対策はとる一方で。
沖縄都市モノレール 営業統括課 安谷屋直樹課長)
今後も環境整備を整えた上で、新たに「巡回方式」を増やせないかと今模索しているところでございます。
観光地では人手不足という課題を抱えながら、ゴールデンウイークに突入します。
サタデーステーション 4月22日OA
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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