【現地取材】ロシア再攻勢か ウクライナ・ハルキウ 地面にミサイル突き刺さったまま 緊迫の現場を取材「離れましょう、ドローンが飛んできている。」|TBS NEWS DIG

【現地取材】ロシア再攻勢か ウクライナ・ハルキウ 地面にミサイル突き刺さったまま 緊迫の現場を取材「離れましょう、ドローンが飛んできている。」|TBS NEWS DIG

【現地取材】ロシア再攻勢か ウクライナ・ハルキウ 地面にミサイル突き刺さったまま 緊迫の現場を取材「離れましょう、ドローンが飛んできている。」|TBS NEWS DIG

ウクライナ情勢をめぐり、ロシア軍は北東部にある第2の都市ハルキウ制圧を果たせず5月に一旦撤退しましたが、ここにきて再び街への攻撃を強めています。JNNはその最前線近くで任務に当たるウクライナ軍を取材しました。

ウクライナ北東部にある第2の都市ハルキウ。ロシアが完全制圧を目指す東部ドンバス地方に近く、侵攻当初から激しい攻撃にさらされました。

ロシアのラブロフ外相は、東部だけでなく南部の制圧も目指していると表明。さらに、アメリカのシンクタンクは先週、「プーチン大統領がハルキウの奪取を指示した可能性がある」との見方を示しました。ハルキウをめぐっては、5月にロシア軍が撤退する動きも見せましたが、先月下旬から再び攻撃を強めています。

今回JNNは特別な許可を得て、ハルキウ郊外でウクライナ軍が任務にあたる現場を取材しました。

記者
「ここで24時間、毎日、前線の方を確認しながら防衛にあたっているということです」

ウクライナ兵
「砲撃やミサイル、ロシア兵の動きや、ロシア軍の場所を目視して砲撃部隊に伝えることで、敵をたたくための場所です」

ここから前線までは5~6キロほど。日によっては1キロほどの場所で戦闘になるといいます。

ウクライナ兵
「戦う準備はできています。毎日、24時間」

付近の集落を訪れると…

記者
「両側に民家がずらっと立ち並ぶ場所なんですが、あちらにはミサイルが地面に直接突き刺さっています」

放置されたロケット弾のすぐ横を車が通り過ぎていきました。

集落の住民
「3キロ先のところに避難していましたが、2か月で戻ってきたんです。家主にこれ以上受け入れられないと言われたので…」

砲撃は取材中にも…

記者
「これがあなたの日常ですか?」

集落の住民
「いまのは静かな方だよ」

日夜、恐怖に身をすくめる住民たち。命を落とす人も多くいます。

集落の住民
「ロケット砲の音が響いているとき、夫は心臓発作を起こし死んでしまったんです」

インタビューをしていると…

兵士
「ここはとても危険な状況になりました」

記者
「いまインタビュー中ですが、危険だから取材を終えて戻るということになりました」

付近で正体不明のドローンを確認したとの情報を受信。ロシア側が飛ばした可能性があるということで、取材クルーも現場を離れましたが、これに関連した攻撃は確認されませんでした。

侵攻開始からまもなく5か月。戦闘終結の兆しはみえないままです。

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