『思春期に父親によく怒鳴られていた』木村隆二容疑者の人物像は?岸田総理に爆発物(2023年4月21日)

『思春期に父親によく怒鳴られていた』木村隆二容疑者の人物像は?岸田総理に爆発物(2023年4月21日)

『思春期に父親によく怒鳴られていた』木村隆二容疑者の人物像は?岸田総理に爆発物(2023年4月21日)

4月15日、和歌山市の漁港で岸田文雄総理の演説直前に爆発物を投げ込んだ疑いで逮捕された木村隆二容疑者(24)。捜査関係者によりますと、現場で押収した爆発しなかった筒とリュックサックに入っていた小瓶の黒い粉末は、花火などに使われる「黒色火薬」の可能性があるということです。

 木村容疑者は事件当日の朝に自宅を出発したとみられていて、こうした爆発物を持ったまま梅田や難波など人の多い大阪の繁華街を移動していた可能性があり、警察は足取りについても裏付け捜査を進めています。

 黙秘を続け、雑談にすら応じていない木村容疑者。なぜ凶行に及んだのでしょうか。木村容疑者を知る人たちは次のように話します。

 (近隣住民)
 「(Q家族は仲良かった?)息子さん(木村容疑者)とお母さんは仲良かったんじゃないですかね。(Qどういうところからそう感じた?)草刈りを一緒にしているくらいなので」
 「(Q最近見たのはいつ?)2週間から3週間くらい前だと思う。庭でお母さんがしゃがんでいる横で立っていたから、手伝っているのかなと思って通り過ぎただけで」

 家族との仲は良かったといいますが、その一方で…。

 (小中学校の同級生)
 「おとなしくて、そんなに友達は多くなかったです」
 (近隣住民)
 「口数が少ないんじゃないかな。友達とペラペラしゃべっているとか友達が家の前に来たとかはないから、おとなしいんだと思うよ。なんで起こしたかといえば、お父さんのストレスしか考えられない、私としたら。(木村容疑者は)よく怒鳴られていたからね、思春期のころ」

 木村容疑者は去年6月、「年齢制限などを理由に参院選に立候補できないのは憲法に違反する」として国を提訴していて、同居していた母親も裁判を起こしていたことは把握していたとみられています。

 また、去年9月には木村容疑者とみられる男が地元市議の市政報告会に参加。大串正樹デジタル副大臣に被選挙権の引き下げを求めていました。

 (大串正樹デジタル副大臣)
 「会が始まる前と終わった後に立ち話ですけれども20分くらいかなと。『選挙に出るうえで被選挙権を自分が持っていない』ということで、『国会議員であれば、そこは法改正するべきではないか』と。『自分が出られないのは憲法違反ではないか』とかなり主張されていたので」

 木村容疑者のものとみられるツイッターには次のように書かれていました。

 【木村容疑者のものとみられるツイッターより】
 『岸田首相も世襲3世ですが、民意を無視する人が政治家には通常なれません。世襲が蔓延る原因は、立候補するだけで300万円もの供託金を要求する違憲な公選法があるからです。庶民は立候補出来ず、民主主義は崩壊します』

 岸田総理を批判する記述も記されていました。事件の背景に何があるのか、動機の解明はこれからです。

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