【世界の異常気象】農園に“謎の穴”出現…幅12mも 徐々に巨大化 原因は岩溶けた?(2023年4月20日)
アメリカ・アイオワ州で幅12メートルほどもある巨大な穴が見つかりました。日に日に大きくなっているという謎の穴。その原因は。
■農園に“謎の穴”出現
畑の中に突如現れた巨大な穴。幅は最大で12メートル。場所はアメリカ・アイオワ州の農園。「シンクホール」と呼ばれる地面が陥没しでできた穴。
地元メディアによりますと、この地域には100年前、石灰岩の採掘場があったといいます。原因について、地下に石灰岩が埋まっていましたが、徐々に溶け始め空洞になり、地面の重みですっぽりと陥没したと推測してます。今週末、地質学の専門家が調査を行う予定です。
■寒波の雪解け 大量濁流「見たことない」
カナダとの国境に位置するミネソタ州では濁流が発生。この地域に大雨が降っていません。ではなぜ河川が氾濫したのでしょうか。去年12月からアメリカを何度も寒波が襲い、各地で記録的な大量の雪をもたらしました。
しかし、今月に入り各地で気温が一気に上昇。大量の雪解け水が山間の町に流れ込み始めたのです。住宅に迫る大量の水。住民たちはその光景をただ見守るしかありません。
近隣住民:「こんな光景は見たことがありません」
山間部から流れ込んだ雪解け水は、川に流れ込み水位は上がり続けています。まるで逆さ富士のように川の水面が鏡のように反射して鉄橋が写っています。橋のすれすれまで増水しているのです。
スティルウォーター市、コズロウスキー市長:「水位がどれほど上昇するか分からない。大きな被害が出る可能性がある」
■ダムの底から干ばつで飲み水危機
アメリカのみならずヨーロッパ各地でも気温が上昇。スペインでは干ばつの被害が拡大。船着き場に横たわるボート。貯水池は干上がり延々とひび割れた乾いた大地が続いています。池の底からは中世に建てられた教会が出現。この池は周辺地域の水がめとして作られ、ダムが完成した1960年代以降、教会をはじめ町の一部は水の底に沈んでいました。
これは2年前の8月に撮影された画像。教会の一部がわずかに現れているのみです。しかし、最近の干ばつで教会の土台部分もあらわになるほど水位が低下したのです。「幽霊村が現れた」地元メディアはそう伝えています。これ以上、水が減ると飲み水として使えなくなるといいます。
4月の時点でこれほど水位が下がったのは初めてのことだといわれ、これから夏に向け、深刻な水不足を当局は警戒しています。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2023
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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