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全国の自治体で初!神奈川・横須賀市が「ChatGPT」試験導入 “広報文作成”や“議事録要約”に活用 市民からも歓迎の声|TBS NEWS DIG
海軍カレーなどで知られる、神奈川県横須賀市。きょう、その横須賀市が全国に先駆けて行ったある取り組みに注目が集まっています。
横須賀市役所の業務にきょうから試験導入されたのは、質問に対して会話をするように答えを出す、チャットGPTです。例えば、「ウインドサーフィンW杯のキャッチコピーを10個考えて」と入力すると、わずか10秒で回答が示されました。
横須賀市デジタル・ガバメント推進室 青木伸広さん
「なかなか言葉の選びがかなり面白い視点。職員とはまた違った視点で、いい意味で取り入れられる」
横須賀市では、広報文の作成や議事録の要約などに使うことを想定しているということですが、導入の狙いはどこにあるのでしょうか。
横須賀市デジタル・ガバメント推進室 青木伸広さん
「チャットGPTを活用することによって、本来市の職員としてやらなければいけない業務。人と接することとか、そうしたことに時間を費やすことができるのでメリットがあると思う」
気になるセキュリティ面ですが、既に導入しているチャットツールを介して利用するため、入力した情報が外部のチャットGPTに学習されることはないということです。さらに、職員には個人情報や機密情報の入力を禁じています。
市民は…
40代女性
「窓口とか行くとすごい忙しそうですし、大変そうなので、仕事の負担が軽減するようになればいいかと」
40代男性
「その分、後回しになっているようなこととか、地域のことにいろいろ尽くしていただけると嬉しい」
専門家は「運用の仕組みづくりが重要」と指摘します。
東京大学大学院 松尾豊教授
「例えば他部署に出してはいけない情報が混ざっていないかとか、住民の方に本来お見せするべきじゃない情報が含まれていないかとかですね。そういったことには気を付けていく、そういった仕組みを作っていく必要はあると思います」
横須賀市はおよそ1か月かけて実用性を検証し、問題がなければ使用を続けるとしています。
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