停戦発表後も砲撃や銃撃続く“スーダン” 「日本が支援してできた病院も攻撃」 現地の日本人支援者が現状を明かす|TBS NEWS DIG

停戦発表後も砲撃や銃撃続く“スーダン” 「日本が支援してできた病院も攻撃」 現地の日本人支援者が現状を明かす|TBS NEWS DIG

停戦発表後も砲撃や銃撃続く“スーダン” 「日本が支援してできた病院も攻撃」 現地の日本人支援者が現状を明かす|TBS NEWS DIG

「日本が支援してできた病院も攻撃を受けた」。激しい戦闘が続く北東アフリカ・スーダンで人道支援を続ける日本人が、私たちのインタビューに応じました。現地では停戦が表明された後も砲撃や銃撃が続いています。

スーダンの首都ハルツーム。町全体を覆う黒煙が戦闘の激しさを物語っています。

15日にスーダンの軍と準軍事組織RSFとの間で始まった武力衝突では、これまでに国連関係者3人を含む、およそ300人が死亡しました。激しい戦闘で遺体の確認が進まず、実際の死者は今後、さらに増えるとの報道もあります。

19日午後6時には、24時間の停戦が双方から表明されましたが、その後撮影されたとされる映像では砲撃や銃撃音が確認できます。日本政府によると、スーダンにはおよそ60人の日本人がいます。

ロシナンテス代表 川原尚行さん
「激しい戦闘が本当に私が住んでいる所から、すごい音が聞こえております」

私たちの取材に応じたのは、現地で医療支援などを続けている川原尚行さん。“市民生活に欠かせないインフラも攻撃対象になっている”といいます。

ロシナンテス代表 川原尚行さん
「我が国が支援をしてできたイブンシナ病院というのがございまして、そこの病院が攻撃を受けたという知らせも入ってきています」

また、主に教育支援を手掛けている今中航さんは、“戦闘が長期化すると貧困地域から若者が戦闘員として駆り出される可能性もある”と危機感を募らせます。

日本国際ボランティアセンター(JVC) 今中航さん
「JVCの補習校に参加している子や職業訓練に参加している子も、やはり途中で軍隊に登録するからやめますっていう人がいたりする。例えばお金が必要だとか、家族を支えないといけないからみたいな、そういった理由で参加してるんで」

中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、“19日には大統領府近くでも激しい砲撃の音が確認された”と伝えています。

ドイツメディアは、自国民の退避作戦を実行しようとしていたドイツ軍が作戦を中止したと報じていて、情勢は悪化の一途を辿っています。

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