都内に“大雪警報” 1月に続きまた・・・各所対応に追われる(2022年2月10日)

都内に“大雪警報” 1月に続きまた・・・各所対応に追われる(2022年2月10日)

都内に“大雪警報” 1月に続きまた・・・各所対応に追われる(2022年2月10日)

 都内の一部に大雪警報が出ています。東京都心でも、これから大雪の恐れがあります。

 すでに大雪による混乱が始まっています。

 東京・調布市では雪でスリップした乗用車が中央分離帯を乗り越えて横転。反対車線から来た軽乗用車と衝突しました。この事故で合わせて3人が軽いけがをしています。

 山梨県の国道では一時、立ち往生が発生しました。

 なんとか抜け出したトラック。しかし、ほっとしたのも束の間。

 脱出できたかのように見えたトラックが、また道路の真ん中あたりで止まってしまいました。

 10日は南岸低気圧が発達しながら進んだ影響で、関東甲信や静岡県を中心に雪が強まりました。

 現在は静岡県、長野県、山梨県、そして多摩西部には大雪警報が、東京23区などには大雪注意報が発表されています。

 雨は次第に雪へと変わりました。

 先月に続いての大雪予報とあって、都民もさすがにうんざりした様子。

 しかし、その後、雪は一度止んだものの午後2時をすぎ、再び雪の勢いが増してきました。

 今回は混乱を最小限に抑えるため、各所で対応に追われています。

 先月6日の大雪で立ち往生が発生した首都高速。未然に被害を防ぐため、今月10日午前5時から一部区間で「予防的通行止め」を実施しています。

 緩やかな上り坂になっている山梨県の国道では管轄する国土交通省関東地方整備局の職員らが車を1台1台止めて、車が冬用タイヤあるいはチェーンをしっかりと装着しているかの確認を行っていました。

 国土交通省では冬タイヤの未装着などで事業用の車が立ち往生した場合、悪質な事例については監査を実施したうえで、講じた措置が不十分と判断されれば当該事業者の行政処分を行うとしています。

 ロードサービスを行うJAF(日本自動車連盟)の東京支部でも・・・。

 JAFは10日と11日と2日間、首都圏などからの出動要請を受け付けるコールセンターのスタッフを20人から30人増やして対応しています。

 JAF東京支部ロードサービス部・猪狩拓海さん:「雪の降る当日はもちろんだが後日、凍結するので、より気を付けて運転してもらいたい」

 また、今回の大雪に備え、東京都は経団連などにテレワークの活用や出勤抑制の働き掛けを求めています。

 都内のIT企業「ジョイゾー」では28人のスタッフ全員、100%のテレワークを実施。

 IT企業「ジョイゾー」・四宮琴絵取締役COO(最高執行責任者):「交通の混乱とかで帰れなくなってしまうことの方が大変かなと思って判断した」

 バーチャルオフィスを使い、打ち合わせなどを行っていました。

 千葉県に住むスタッフ:「天気だけに限らずリモートワークができるのはすごくありがたい」

 一方で、テレワークとはいかない人たちが詰め掛けていたのが、老舗のラーメン店です。

 仕事前に来た人:「寒いんで、ラーメンが良いかなと」

 店主はなんと、半袖姿。雪が降っても営業はやめません。

 ホープ軒・牛久保英昭代表:「売上は少ないけれども、そういう時に来てくれるお客さんが次にまた来てくれる。条件の悪い時にこそ、店は休まないでやる」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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