東京都・新型コロナのモニタリング会議開催 療養者の95%が自宅療養者など
東京都は都内の感染状況を分析するモニタリング会議を開き、「大規模な感染拡大が継続し、社会機能の低下が深刻になりつつある」としました。
国立国際医療研究センター 大曲貴夫医師
「医療機関や高齢者施設等における集団感染、保育・幼稚園や小学校の休園休校が増加。社会機能の低下が深刻になりつつあります」
東京都は新型コロナのモニタリング会議を開き、都内の最新の感染状況を分析しました。
7日間平均の新規感染者は17686人と、前の週から1.1倍に増えていて、このペースで増えると1週間後には1万9455人になる可能性があるとしました。また現在、都民のおよそ80人に1人が療養していて、全ての療養者16万9697人のうち、95%が自宅療養者と入院や療養などを調整中の人だということです。
専門家は、「新規感染者の増加が収まってきたのは、20代から40代の若い感染者が減っていることが大きな要因」「しかし、これで『峠を越えた』と社会が認識してしまうと、リスクの高い夜間の人流が増えるなどして感染者がまた増える可能性がある」と懸念を示しました。
(10日16:27)
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