夏日続出!新緑の“映え”スポットに観光客殺到 麦茶職人びっくり「夏が来た」(2023年4月19日)

夏日続出!新緑の“映え”スポットに観光客殺到 麦茶職人びっくり「夏が来た」(2023年4月19日)

夏日続出!新緑の“映え”スポットに観光客殺到 麦茶職人びっくり「夏が来た」(2023年4月19日)

 早くも熱中症に注意が必要です。19日は関東甲信でぐんぐん気温が上昇しました。4月にも関わらず各地で夏日が続出です。

■気温ぐんぐん!上昇 夏日続出

 19日朝は大気が不安定だった西日本。大阪では、落雷が原因とみられる停電のため、電車がストップ。約5万8000人に影響が出ました。

 岡山市の岡山城では、配電盤などが黒く焦げているのが見つかりました。

 職員:「多分、雷だと思う…」

 対照的に午前中、夏のような日差しが降り注いだのが関東です。

 アメリカから来た人:「(Q.ホット)暑い。朝は寒かった」「(Q.今は)暑い」「(Q.何食べてるの)アイスクリーム」

 東京は練馬で26.0℃、都心でも24.9℃まで気温が上昇しています。観光に来ている外国人は、とにかく薄着。

 アメリカから来た人:「日本人は厚着しているよね。暑いのに」

 そう言われても急に暑くなり、まだ暑さ対策はできていません。なんとか日を遮ろうと様々な物を持ち出します。例えば、紙袋。ダウンジャケットも立派な日よけに。

■山梨では7月上旬並み 暑い!

 静岡県藤枝市では、もはや対策もいらないという姿の人も。

 女性:「一応、上着は車に持ってきたが、暖かかったので置いてきた」

 19日、沖縄を除いた地域で一番暑かったのは山梨県です。大月市では今年、最も暑い28.5℃を観測、これは7月上旬並みの気温です。

 群馬県の伊勢崎は、関東で最も暑い27.9℃。

 女の子:「(Q.暑い?)ちょっと顔が…暑い、汗びっしょり」

■新緑の期間限定 絶景“床もみじ”

 町の景色も一変。去年、全国トップの40.4℃を観測し、暑さに定評がある群馬県の桐生市。市内にある宝徳寺では、新緑が深まるとともに観光客が殺到。宝徳寺のピカピカに磨かれた床に映る「床もみじ」は、秋は燃えるような紅葉。季節は移ろい、春になった今は青もみじです。皆さん、その美しさをカメラに収めようと姿勢を低くして撮影に集中しています。

 男性:「四季折々、姿が変わるので良いところがある。よく言う『ばえる』という…」

 良い写真のためには、姿勢はどこまでも低く。

 男性:「(Q.寝そべってまで撮る)ここへ来たら必ず撮らないといけないなと思う一枚」「(Q.どういうものを狙っている?)上下が分からなくなるような鏡」

 春の床もみじの公開は約1カ月。ゴールデンウィークまでは人もそれほど多くはなく、狙い目だそうです。

 宝徳寺・金子英宗住職:「新緑が薫風が素晴らしい季節。新緑は葉がみずみずしい。生きる力を感じます。心を洗って帰ってもらうと良い」

■麦茶職人もびっくり「夏が来た」

 昭和15年創業。昔ながらの砂窯で麦を焙煎(ばいせん)する川原製粉所。社長も季節の移ろいの早さを実感しています。

 川原製粉所・川原渉社長:「『もう夏が来ちゃったかな』。気温と注文の状況になっている。去年と比べて3月~4月で(注文数)20%増ですね」

 今季は麦茶の注文も“前倒し”となるほど、季節外れの暑さが続いています。工場ではすでに“暑さ”との戦いが。

 川原製粉所・川原渉社長:「ちょっと早いですよね。体が慣れていないので倒れないように」

■焙煎窯前は38.5℃ 水分補給必須

 麦茶を焙煎する町工場。すでに“暑さ”との戦いが始まっています。内部の水分の不要な蒸発を防ぎつつ、しっかり熱を通す「砂窯焙煎」。職人は、この距離で約300℃の砂窯に接します。

 職人:「顔とかすぐに火照っちゃいます」

 麦を焙煎する釜です。火が勢いよく出ています。温度計を見てみると、今38.5℃を示しています。

 すると、灼熱の環境で火照った体を癒すのが冷たい麦茶です。工場では少なくとも10時半と3時の2回、麦茶を飲む時間を確保。春のうちから熱中症への警戒を強めています。

 川原製粉所・川原渉社長:「暑くなって、麦茶が売れる。会社にとっては良いことだが、作業するうえではとても大変なことなので、ほどほどの暑さでも良いかな」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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