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爆発事件うけ厳戒態勢…総理演説で手荷物検査も(2023年4月16日)
■事件うけ厳戒態勢 聴衆と距離
16日朝、岸田総理は。
岸田総理大臣:「民主主義の根幹を成す選挙において、こうした暴力的な行為が行われた。絶対、許すことはできない」
岸田総理の街頭演説が行われたのは大分県です。JR別府駅前の現場は、正午すぎの演説を前に厳戒態勢。各署から動員された警察官が数メートル間隔で配置されています。すると、警察官が聴衆の方に移動。声を掛けます。
警察官:「すみません、ご協力をお願いします。バッグの中を…」
手荷物を目視で検査しています。
警察官:「はい、ありがとうございます。大丈夫です」
地元のカメラマンによりますと、この場所は、政治家の演説でよく使われますが、聴衆の前に柵が設置されることはこれまで見られなかったといいます。演説を行う場所と、聴衆の間に確保したスペース。そこへ車が止まり、岸田総理が登場します。演説を終えると、岸田総理は警護のSPに囲まれながら聴衆の元へ駆け寄ります。岸田総理が人々とグータッチ。
岸田総理大臣:「ありがとう。ありがとうございます」
続いての演説会場、青果市場では建物の屋上からも監視しています。別の会場では、入り口で金属探知機を使い、厳重な検査も行われていました。
■“危機の瞬間” 岸田総理の警護は?
今回の事件、岸田総理の警護体制は万全だったのでしょうか。アメリカの警備のプロを緊急取材。セキュリティー会社のボムベースCEOです。就任前のバイデン大統領をはじめ、最前線の要人警護をしてきた経験があります。
米民間警備会社、ボムベースCEO:「(Q.今回セキュリティーに問題は)実はセキュリティーだけは成功していた。うまく対処できていた」
適切な人数で男を素早く制圧したため、次の爆発物による被害を回避できたと評価。一方で、岸田総理と聴衆の距離について指摘しています。
米民間警備会社、ボムベースCEO:「総理と参加者の間に十分な距離を確保することに重点を置きたい。聴衆は今来たばかりで、どんな人たちか分からない」
不特定多数の聴衆のなかに不審者がいないかなど、事前に把握しきれていないことが課題だといいます。
逮捕された木村隆二容疑者(24)は現在も黙秘を続けていて、動機については分かっていません。警察は17日に送検して、本格的に調べる方針です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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