カギは「ナイトタイムエコノミー」ビル丸ごとエンタメ『東急歌舞伎町タワー』オープン(2023年4月14日)

カギは「ナイトタイムエコノミー」ビル丸ごとエンタメ『東急歌舞伎町タワー』オープン(2023年4月14日)

カギは「ナイトタイムエコノミー」ビル丸ごとエンタメ『東急歌舞伎町タワー』オープン(2023年4月14日)

日本有数の歓楽街、東京の新宿・歌舞伎町に14日、新たな複合エンターテインメント施設『東急歌舞伎町タワー』がオープンしました。高さは約225メートル、地上48階、地下5階の複合施設です。

最大の特徴は、オフィスやモノを売る店が一切なく“エンタメ”に特化していることです。地下にはライブホール、地上階には映画館やバーが併設されたゲームセンター、まるでテレビゲームに入りこんで冒険を実体験できるようなアミューズメント施設などが入っています。

1階のバスターミナルは、羽田・成田両空港からの直通バスが停車します。ターゲットは日本人だけではなく、外国人観光客も期待されています。そのキーとなるのが「ナイトタイムエコノミー」です。

ナイトタイムエコノミーとは、午後6時から翌朝6時までの消費拡大を狙った経済活動のことで、世界中で注目されています。東急歌舞伎町タワーでも、昼間は様々なライブやイベントが開かれる地下のライブホールが、深夜はクラブやラウンジとして営業します。2階にある『新宿カブキhall』は朝5時まで営業しているということです。

オーストラリアから来た人:「すごく安全に感じる。子どもだけでも心配ないよ」

今回のプロジェクトの原点とも言える精神、実は終戦直後まで遡ります。当時の町会長・鈴木喜兵衛氏は、戦後復興のカギとして、歌舞伎座や劇場などのエンタメ施設を街の中心に置くことを考えました。歌舞伎町という名前も、そこから来ています。東急は、そのコンセプトを継承しました。

東急新宿プロジェクト企画開発室・木村知郎室長:「道義的な繁華街、すなわちエンターテインメントや市民文化、それらをテーマにしながら、人を多く集めて、健全なエンターテインメントを提供していこうと」

鈴木喜兵衛が戦後の復興にかけた想いは、コロナからの復興として、70年の時を経て、再び形になりました。

東急新宿プロジェクト企画開発室・木村知郎室長:「新宿の発展は、新宿・渋谷沿線の発展にもなっていく。東京がコロナから復活していく宣言になっていく」

夜のエンタメ体験の重要性について、歌舞伎町タワー内の飲食エリアをプロデュースした企業は。

『浜倉的商店製作所 カブキhall』山田安孝支配人:「“エンターテインメントフード”の挑戦というのは、飲食業界にとって一つのキーワード、ターニングポイントだと思ってます。毎日楽しい物語を作り、飲食業界・日本も元気になり、世界中に発信していきたい」

『龍乃都飲食街 新宿東口横丁』など、すでに去年から、同じようなコンセプトの店を新宿に相次いでオープン。連日多くの外国人客が押し寄せています。

ウルグアイから来た人:「2度目だけど、雰囲気や音楽が好き」「本当に楽しい」「すごく日本っぽい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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