「今から備えを」あす都心で大雪か 交通障害に警戒 スコップも1時間で売り切れに・・・(2022年2月9日)
東京都心などで10日、警報級の大雪となる恐れがあります。気象庁が交通障害への警戒を呼び掛けています。
特に、大雪に不慣れな都市部で今から備えをしておく必要があると、気象庁と国土交通省が合同で発表しました。
気象庁の担当者:「長い間(雪が)降り続くということが考えられますので、1月6日とはまた違った社会的な影響を考えまして、今回、国土交通省の大雪に関する緊急発表をさせて頂いています」
10日朝から24時間に降る雪の量は、いずれも多い所で山梨県が20センチから40センチ、長野県と静岡県で10センチから20センチ、そして、東京など関東の平野部で5センチから10センチなどと予想されています。
国土交通省の担当者:「大雪の際、不要不急の外出を控え頂きますようご理解をお願い致します」
関東では、少しの積雪でも交通機関のダイヤが大幅に乱れたり、車のスリップ事故が起きたりする恐れがあります。
国土交通省などは、首都高速や関越道といった関東一円を走る高速道路を通行止めにする可能性があると発表しました。
また東京都は、交通機関などの乱れが予想されることから、経団連など6つの経済団体に対して、テレワークや出勤抑制を働き掛けるよう依頼しました。
警報級の大雪になる恐れとの気象庁発表に伴い、東京消防庁では救急車両の点検などが急ピッチで行われていました。
先月、都内では凍結した路面などで転倒し、一日に3000件以上の出動がありました。
オミクロン株の感染拡大で医療現場が逼迫(ひっぱく)するなか、さらに雪でけがをした人まで重なると救急搬送に困難をきたす可能性も指摘されています。
ホームセンターには、雪かき用のスコップなどを買い求める人が次々と訪れました。
スコップを購入した人:「あす雪予報がすごいので、一応、玄関前の道路を雪かきするために急きょ買いました」「(Q.先月はスコップなくて不便だった?)結構(雪が)溶けるまでが時間がかかったので、玄関周りは危ないなと思って。小さい子どももいるので」
店頭に並んでいたスコップは、開店から1時間半ほどで売り切れ。また、融雪剤も棚からなくなっていました。
関東甲信の雪の降り始めは10日明け方ごろとなる見込みです。
通勤時間帯に降っている所もあると予想され、JRなど鉄道各社は雪の状況を見ながら運行予定。
そして、空の便では全日空が10日、羽田発着の96便を欠航するなど対策を取っています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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