13都県で延長へ 国、東京、大阪のトップが会談 1000床増設を表明(2022年2月9日)
新型コロナウイルス、東京の9日の新たな感染者は1万8287人でした。13都県の「まん延防止措置」について9日午後、関係閣僚が延長する方針を確認しました。
9日午後、関係閣僚が総理官邸に入りました。4日後に期限を迎える東京など13都県に出されているまん延防止等重点措置について、来月6日まで延長する方向で会議を行いました。
これに先立つ9日午後3時。
岸田総理は、東京都の小池知事と官邸で会談をしました。
東京都・小池百合子知事：「コロナ対策、特にオミクロンの特性に合わせた対応をお願いします」
小池知事は8日、政府の対応について不満を漏らしていました。
東京都・小池百合子知事：「ようやく100万人に一日打つという話になりました。スピード感の違いというのが非常に現場からしてはストレスフル」
9日は何が話し合われたのでしょうか。
岸田文雄総理大臣：「東京都そして大阪府にも協力を頂き、新たな形のプロジェクトとして臨時の医療施設、合計約1000床増設したい」
併せて岸田総理は、国が医療人材の確保を全面的に支援する考えも示しました。
東京都・小池百合子知事：「医療提供体制を維持するために新たに臨時の医療施設660床を設置します。今月中旬くらいから順次開設ということです」
小池知事との会談に続いて岸田総理は、大阪府の吉村知事ともオンラインで会談をしました。
岸田文雄総理大臣：「（大阪府は）医療について重症病床はまだ余裕があるものの、病床使用率ということを考えますと非常に高くなっている」
大阪府は直近1週間の人口あたりの死者数が全国1位で、東京の3倍以上になっています。
大阪府・吉村洋文知事：「特に高齢者の入院者が多いというなかで、病院で入院治療を一定終えて、そして症状が安定・軽快した方をこういった臨時の医療施設で受け入れる。あるいは入院はないが早く治療したほうがいい方に入って頂く」
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