カムチャツカ半島の火山“大規模噴火” 8.5cm積もる所も…過去60年“記録ない”降灰(2023年4月12日)
もくもくと立ち上る白い煙。噴煙の高さは、海抜20キロにも達したということです。
日本時間10日夜に噴火した、ロシアのカムチャツカ半島にある「シベルチ火山」。噴火後、近くの村では、家の前に大量の火山灰が降り積もりました。
ロシアメディアによりますと、火山灰が8.5センチ積もっている所もあり、これほどの降灰は過去60年、記録されていないということです。
現地を調査したことがある研究者は、次のように話します。
現地調査を経験 北海道大学・中川光弘特任教授:「(シベルチ火山の標高は)3000~3200メートルくらいしか分からない。噴火のたびごとに変化している。(カムチャツカ半島東側は)最も頻繁に飛行機が通る航空路。世界で何例か、火山灰を吸い込んでエンジンが片方停止したことなどが起きている」
また、ロシアの国営メディアなどは専門家の話として、火山灰が成層圏まで達した場合、太陽からの日射量が減り、地球規模の気温の低下を引き起こす可能性を指摘しています。
(「グッド!モーニング」2023年4月12日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く