自転車同士が正面衝突“ヘルメットなし”男性死亡…交通事故鑑定人「ヘルメット重要」(2023年4月11日)
京都府京田辺市にある緩やかな坂が続くサイクリングロード。9日、ここで自転車同士が正面衝突、62歳の男性が頭を強く打ち、死亡する事故が起きました。
別の自転車に乗っていた44歳の女性は、後頭部などを打ちましたが、軽傷でした。
■2人がブレーキ掛けたか…分からず
現場付近は、坂道のカーブになっていて、見通しの良くない場所だったということです。
女性はヘルメットを着用していましたが、男性はヘルメットを着けていませんでした。
事故当時の状況について、女性は…。
自転車に乗っていた女性:「あっと思ったら、ぶつかった」
2人が、ブレーキを掛けたかどうかについては分かっていません。
■交通事故鑑定人「ヘルメットは重要」
自転車同士の正面衝突事故を再現した映像では、衝突した瞬間、2人とも激しく跳ね飛ばされてしまいました。その衝撃度について、専門家は次のように話します。
交通事故鑑定人・熊谷宗徳氏:「ロードバイクって簡単に30キロくらい、スピードが出てしまう自転車なので。そのくらいの速度で衝突した場合は、お互い3.5メートルくらいの高さから地面に落下するような衝撃です」
今月1日から施行された改正道路交通法。年齢を問わず、自転車に乗るすべての人にヘルメット着用が努力義務化されたなか、ヘルメットを着用せず死亡した事故が起きたのは、京都府内では初めてのことです。
熊谷氏:「(自転車事故で)ヘルメットをかぶっていなかった場合、致死率が2.1倍になってしまう。体の中で頭が一番重いので、結局一番負傷するのは頭なんです。頭を守ることができるのはヘルメットしかないので、ヘルメットは重要だと思う」
(「グッド!モーニング」2023年4月11日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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