行くべき「世界2位」盛岡 “異例の早咲き”桜が満開 外国人客も…鳥居&冷麺に感激(2023年4月10日)

行くべき「世界2位」盛岡 “異例の早咲き”桜が満開 外国人客も…鳥居&冷麺に感激(2023年4月10日)

行くべき「世界2位」盛岡 “異例の早咲き”桜が満開 外国人客も…鳥居&冷麺に感激(2023年4月10日)

 同郷対決で盛り上がる大谷翔平選手と菊池雄星投手の故郷・岩手県には今、桜の見頃も重なり、世界中から多くの観光客が訪れています。

 特に盛岡市は、海外の有力なメディアから「2023年に行くべき52カ所」の2番目として紹介され、注目されています。

■桜に異変…異例の早咲き「驚いている」

 9日、「みちのく三大桜名所」の一つ、岩手県・北上展勝地で「さくらまつり」が開催されました。

 岩手県在住:「満開だね。とてもうれしいです!」
 仙台在住:「桜が散る前に、とにかくきょう来ようと思って」

 北上展勝地といえば、およそ2キロに渡る圧巻の桜並木。そんな桜に、今年は“ある異変”が起きています。

 北上観光コンベンション協会・小原啓人さん:「サクラが例にないほど開花が早くなってしまいまして、驚いています。開催式で、こんなに人がいるのは初めて見ました」

■行くべき「世界2位」盛岡 外国人客も

 早咲きの今年の桜に思いを馳せたのは、日本人だけではありません。

 統計開始以来、最も早いサクラの開花が発表された盛岡市にも、多くの外国人が訪れていました。

 ニュージーランドからの観光客:「とてもゴージャス!」

 フィリピンからの観光客:「この場所での花見は、とても素晴らしい体験ですね」

 盛岡市は今、世界から注目されています。今年1月、アメリカのニューヨーク・タイムズが「2023年に行くべき52カ所」にロンドンに続く、2番目の街として選出したからです。

 イスラエルからの観光客・レイさん:「盛岡が1番の街か、2番目の街に選ばれたというのを見ました。花見です」「(Q.観光についていってもいい?)OK、大丈夫です」

■“観光名所”だけでなく…カメラ撮影

 イスラエル人のレイさんは、アニメがきっかけで日本文化にハマり、今回、念願の初来日。東京や仙台などを観光した後、世界でホットな町・盛岡に足を運びました。

 レイさん:「イスラエルにサクラは少しあります。でも、一つの場所にこんなにたくさん咲いてない。カメラでも携帯でも、たくさん写真を撮りました」

 美しい景色を撮影することが趣味だというレイさん。彼の琴線に触れるのは、桜だけではありませんでした。

 町の至る所で隙あらば、パシャリ。観光名所だけでなく“信号機”や“工事現場”もカメラに収めていきます。

 レイさん:「何でも撮ることが好きです。写真を撮っておけば、損はしないでしょう」

■「鳥居」撮影に大苦戦…カラスうんざり

 次に向かったのは、岩手県内で最も多くの初詣客が訪れる盛岡八幡宮です。

 レイさん:「本殿と鳥居、とても感動しますね」

 写真好きのレイさんとしては、何としても鳥居の写真を撮りたいところですが…。

 レイさん「うーん。難しいですね。鳥居が写真に入りたくないみたいだ」

 大きな鳥居の撮影に大苦戦です。

 レイさん:「かなり下から撮らないといけないね」

 大きな体を懸命に低くし、なんとか納得のいく写真を撮ることに成功しました。他にも神社内をくまなく撮影し、神社を後にしようとしましたが…。

 レイさん:「カラスすごく多いね。とってもうるさい」「(Q.ベリーベリーノイジー!)私の国にもカラスいるけど、そこまでうるさくない。あー、あー、あーって、一晩中、一日中鳴いているよ」

■盛岡冷麺も堪能「アイルビーバック」

 カラスの鳴き声に少しうんざりした様子のレイさんでしたが、盛岡でどうしても食べたいものがありました。

 それは、岩手の代表グルメ「盛岡冷麺」です。盛岡の人気店「盛楼閣」へ。気になるお味は…。

 レイさん:「おいしいです」

 初めて食べた冷麺の味に、ご満悦なレイさん。

 レイさん:「リンゴ?なんで?」

 リンゴが冷麺に入っていることが不思議なようでしたが、箸はどんどん進みます。

 レイさん:「ごちそうさまでした。おいしいです。おいしいです」

 ペロリと完食。大満足で、店を後にしました。

 レイさん:「(Q.今回の盛岡滞在は、どうだった?)楽しかったです。桜がとても美しかった。アイルビーバック」

■“夜桜”見物で混雑 突然強い雨も…

 盛岡市盛岡のにぎわいは、日が暮れても続きました。

 8日、時刻は午後6時を回っていますが、公園内は夜桜を楽しむ多くの人たちでにぎわっています。

 職場の同僚:「すごいきれい。初めて盛岡城跡公園の桜を見にきたので感動」

 桜カラーの着物を身にまとった同僚の2人組。着物を着て、鮮やかな写真を撮ろうと胸を躍らせていましたが、突然の強い雨が降ります。

 なくなく撮影を断念し、帰路に就く人もいるなか、彼女たちは無事写真を撮ることができたのでしょうか?

 職場の同僚:「(Q.無事、写真は撮れました?)無事、撮れました。夜景と一緒に、桜とね」「(Q.来年も来たいですか?)来たいです」

 満開の桜が咲き誇る「圧倒的な美しさ」と散りゆく「儚さ」。桜は日本人のみならず、世界の人の心をとらえています。

(「グッド!モーニング」2023年4月10日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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