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収監される可能性も?“選挙介入”と検事を批判…NY厳戒 トランプ氏出頭へ(2023年4月4日)
アメリカのトランプ前大統領が、検察に出頭するためニューヨークへ移動しました。
出発地フロリダでは、熱烈なファンが、沿道に詰めかけていました。
トランプ支持者:「“大統領”を支持します。冤罪です。彼こそが正義であり、神も味方するはずです」
トランプ支持者:「『応援してる』と伝えたいです。一連の起訴も、政治的動機のデタラメです」
CNNの世論調査では、6割が今回の起訴に『賛成』と答えました。しかし、共和党支持層だけで見ると、79%が『反対』という立場です。いまだ共和党員の48%は、「トランプ氏に大統領選の共和党候補になってほしい」と答えていて、その割合は、起訴されてから上がり続けています。
そんななかで向かうニューヨーク。市内は、厳重な警備体制が敷かれていました。有事に備えたその数は、約3万5000人。サイレンを鳴らしながら到着したトランプ氏は、支持者に手を振って応えます。トランプ氏は、検察に出頭した後、裁判所で罪状認否に臨み、無罪を主張するとみられます。
裁判所周辺全体には、バリケードが設置。“議会襲撃の再来”への懸念からとみられています。
ニューヨーク・アダムス市長:「この街に踏み込もうとする“狂信者”がいるようですが、“みなさん自制してください”というのがメッセージです。いかなる暴力も破壊行為も許しません」
日本時間4日朝、トランプタワーに到着したトランプ氏。集まった支持者たちが大きな歓声をあげました。ちょっとしたもめ事はありましたが、大規模な衝突には至りませんでした。
今回の捜査は、不倫相手に口止め料を支払い、もみ消しを図ったことに絡んだもの。ニューヨーク州の検察によるものですが、支持者たちが盛んに訴えるのは、「民主党による政治利用」ということです。
トランプ支持者:「役人の中に“裏切者”がいる。民主党の息のかかったやつが」
トランプ支持者:「ブラッグ検事は、最初から起訴するつもりでした。“数を撃てば当たる”といわんばかりに」
ブラッグ検事とは、トランプ氏を起訴に持ち込んだ人物のことです。地区の検察官トップが選挙で選ばれるアメリカで、黒人初のマンハッタン地区検事長として民主党から当選しました。
ニューヨーク州は、もともとトランプ大統領時代の4年間に、トランプ財団などへの訴えを100回以上起こしていて、ブラッグ氏は、その捜査に参加していました。
最近では、元大物映画プロデューサー・ワインスタイン氏による性犯罪事件の捜査を指揮した人物としても知られています。世界的に広がった『Me Too』運動のきっかけを作ったともいえます。
そんなブラッグ氏による起訴は、共和党員にとってまさに、民主党の“陰謀”。起訴された後、トランプ氏への支持率が下がらないのも、こうした一面が大きいのかもしれません。
トランプ支持者:「刑務所に行くべきはブラッグだ。まさに政治的茶番で迫害だ。(Q.歴代大統領が起訴されるのは初めて、アメリカにとってどんな意味か)国が衰退しているということだ」
当然、トランプ氏も“目の敵”にしています。
トランプ氏のSNS(今月3日):「トランプは無実だ。めちゃくちゃだ。ブラッグは辞めるべきだ。今すぐ!」
トランプ氏のSNS(先月3日):「検察当局を経由した選挙介入は、民主党の新たな“票の水増し”手段だ!」
起訴状には、重罪も含め、30ほどの罪が書かれているとも報じられています。
◆トランプ前大統領が出頭までの時間を過ごすとみられるニューヨーク5番街のトランプタワー前から中丸徹記者の報告です。
トランプ氏は、トランプタワーの最上階3フロアを所有しているとされていて、いま、このときも中にいるとみられます。トランプ氏は、フロリダ州を出発してから、今までに25回、自身のSNSに積極的に発信を行っています。最後の投稿は深夜12時で、自身の支持者たちが旗を振る様子の写真でした。今朝になってからの投稿は、まだ確認されていません。
投稿の中には、検事に対する攻撃メッセージもありました。検事というのは、日本とは違って選挙で選ばれています。敵である民主党から選ばれた検事による今回の起訴ということを攻撃することによって、起訴自体をトランプ氏対民主党という構図を訴えていきたい狙いがあると思います。
(Q.トランプ氏は、かなり窮地に立っているので、検察を攻撃しているということでしょうか)
トランプ氏は大統領選に向かって、今まで目新しいことを発揮できていなかったので、民主党から当選した検事による起訴ということを攻撃することで、自分が恐れられているというイメージを打ち出す絶好のチャンスとしてとらえていると思います。
本来、刑事事件の被告人という立場になりますが、これを逆に、「もう一度、自分が大統領になったら困る勢力から攻撃されている」と話をすり替えることができます。実際、世論調査でも共和党支持者の中で、トランプ前大統領の支持率は10ポイントほどアップしています。一方、トランプ氏が最も警戒しているフロリダ州知事のデサンティス氏はダウンしています。ここまでのところは、トランプ氏の思惑通りにことが運んでいるのではないかとみられます。そのうえで、共和党の指名争いをするライバルたちは、今回の起訴について、“民主党に対する攻撃だ”というような趣旨の発言をしています。これは、トランプ氏の主張の枠内、少なくとも反対側にいかないように気を付けているものとみられます。また、バイデン大統領側もコメントしないという立場を貫いています。みんな今回の起訴で、トランプ氏がどちらに転んでいくのか、見定めるまでは、下手に触りたくないという静観のムードが漂っています。
◆トランプ氏が向かう裁判所前から力石大輔記者の報告です。
(Q.出頭の後は、どのような流れになるのでしょうか)
裁判所前には、世界中のメディアが集まっています。現在、500人ほどが、トランプ氏が到着するのを待っている状況です。
トランプ氏は、建物の中に入った後、まず、指紋が採取されます。通常であればマグショットと呼ばれる写真の撮影が行われますが、政治利用される可能性があるということで、最終的にどうなるかは、決まっていません。その後、手錠はかけられないまま、罪状認否を迎え、そこで起訴内容が明らかになる予定です。トランプ氏は、罪を認めない見込みです。
(Q.トランプ氏が収監される可能性はあるのでしょうか)
一部のアメリカのメディアは、「すでに34のフェロニー、重罪で起訴される」と報じています。当然、重罪なので、収監される可能性はありますが、一般的に初犯であれば収監されることはないという専門家もいます。ただ、隠し球があり、重罪のなかに、特に重いものがあれば、当然、収監される可能性も出てきます。長期間、身柄が拘束される可能性もあるといえそうです。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2023
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