“まん延防止”延長へ モデルナ打ったら豪華賞品が 自治体で奇策も・・・(2022年2月8日)
8日に東京都では1万7113人の新型コロナウイルスの感染が確認されました。
我慢の日々は、あと3週間続くようです。
神奈川県・黒岩祐治知事:「ピークアウトしたとは、まだ見通せない状況。延長せざるを得ない」
東京など13都県で、13日に期限を迎える「まん延防止措置」。
政府は3週間を軸に延長する方向で調整を進めています。
9日に表明する見通しですが、早く終わらせたい意向も見えます。
政府関係者:「3月6日は長いと思う。官邸の幹部たちは、そんなにずるずる長引かせたくないという意見が多い」
東京の大規模接種会場では、8日から接種枠が4000人ほどに増えました。老朽化していたエレベーターも稼働したようです。
接種しに来た人:「3基あったんでスムーズでした」「今回(予約)結構大変だったので、『接種枠』が全然違うなと」
一日の摂取回数が50万回を下回る現状で、100万回へ。道のりは、まだ遠くあります。
喫緊の課題は、不人気と言われるモデルナの活用です。
千葉県柏市は、太っ腹な作戦です。
こちらもファイザーは97%が埋まりましたが、モデルナは半分ほどの空きがあります。
柏市健康増進課・増田貴史副参事:「モデルナを採用して、このワクチンを打ってもらいたい。この思いを何らかの形で伝えていきたいと」
そこで編み出された作戦がこちらです。
道の駅しょうなん・木村美穂副所長:「こちら、ふるさと産品のコーナーが大変人気なんですけども、その中でも一番人気なのが、こちらの焼きモンブランです」
3月いっぱい限定で、モデルナを選んだ人には道の駅で使える2000円分の商品券などが抽選で当たります。
柏市健康増進課・増田貴史副参事:「多くの人に知ってもらって、ぜひこの会場に来場してもらえればなと思っています」
症状が出ても、行き場がない人もいます。
2児のシングルマザー(38):「おかしいと思って娘に話をして検温したところ37.5度以上あって、学校の友達に陽性の子がいると」
千葉県に住む2児のシングルマザーです。
2日前に子ども2人が発熱。
かかりつけ医は予約がいっぱいだったため、千葉県の発熱相談センターで、5カ所の病院を紹介してもらいました。
2児のシングルマザー:「(紹介してもらった病院に)順番に掛けたが、話を最後まですることもなく発熱外来はいっぱいだと断られた」
さらに紹介された3件も受け付けが終わったなどで、合わせて8件の病院で受診できなかったそうです。
2児のシングルマザー:「以前、診て頂いた小児科医から、あしたであれば、まだ確実に保証はないけど間に合えばあしたの予約が取れると伺った」
自身も喉が腫れていますが、予約が取れたかかりつけ医は小児科のため、検査も受診もできません。
買い出しも行けず、冷蔵庫にある残り物で雑炊を作り、しのいでいます。
2児のシングルマザー:「一人親なので生活的に厳しい。仕事ができないのは苦しい」
派遣での事務職と夜勤で弁当店に勤めていますが、検査もできず出勤できる状況ではありません。
2児のシングルマザー:「無料の検査キットを薬局で受けられると聞いたが、無症状じゃないと受けられないので、症状があって早く結果を知らなきゃいけない人からすると、そういった人にも検査が受けられる状況になってほしい」
子どもの予約は取れましたが、キットが不足しているため検査できるかは9日にならないと分からないそうです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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