ロシア　米ウォール・ストリート・ジャーナルの記者をスパイ容疑で拘束(2023年3月30日)

ロシア　米ウォール・ストリート・ジャーナルの記者をスパイ容疑で拘束(2023年3月30日)

　ロシアの治安当局はアメリカのウォール・ストリート・ジャーナルの記者をスパイ容疑で拘束したと発表しました。

　インタファクス通信によりますと、FSB＝ロシア連邦保安庁は30日、ウォール・ストリート・ジャーナルの記者を拘束したと発表しました。

　モスクワ支局に所属するアメリカ国籍の男性記者で、ロシア中部のエカテリンブルクで拘束されました。

　FSBは「アメリカ側の命令で国家機密の軍事関連工場に関する情報を収集していた」と説明しています。

　FSBはスパイ事件として捜査を始めていて、記者は最高で20年の懲役刑に処される可能性があるということです。

　ウォール・ストリート・ジャーナルは「記者はロシア外務省からロシア国内でジャーナリストとして働くことを認められている。安否を深く心配している」とコメントを発表しています。
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