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北海道でブリ大漁も…アラスカでは100億匹のズワイガニが消えた!「海洋熱波」で食卓に“異変”【news23】|TBS NEWS DIG
梅雨イワシと呼ばれているものがたくさん獲れたり…北海道ではサケ漁なのにブリが大量に獲れたり…私達の食卓に“異変”が起きています。原因の1つとして指摘されているのが「海洋熱波」です。アラスカでは100億匹のズワイガニがいなくなったという調査も。
■北海道でブリ豊漁も…海洋熱波で“異変”
東京・築地の鮮魚店では“異変”が起きていました。
斎藤水産 斎藤又雄 統括責任者
「品物によって時期的なものとか、魚が獲れる場所が変化してますよね。『梅雨イワシ』っていって、梅雨時のイワシが1番美味しいんですよ。もう全然違いますね。冬の時期に獲れたり季節が全然違ってきている。ブリなんかも今北海道でいっぱい獲れているんですよ」
季節に関係ない魚や、温帯性のブリが北海道から入荷してきているといいます。
2021年、北海道・羅臼町での秋サケ漁で網に入っていたのはサケではなく、大量のブリでした。さらに…
漁師「これシイラですね」
熱帯に生息するシイラまで…
北海道では、ブリの漁獲量が2007年の2244トンと比べ、2021年では約6倍の1万4077トンに急増。原因の1つとして指摘されるのが、海水温が異常に高くなる「海洋熱波」です。周辺海域を調査した北海道大学の見延庄士郎教授によると、「北海道でブリの漁獲量が急増した時期と海洋熱波の発生時期が重なる」としています。
■消えた「アラスカ産」ズワイガニ…何が?現地を取材
海洋熱波による“異変”はズワイガニにも…
斎藤水産 斎藤又雄 統括責任者
「ロシア産のズワイガニですね。アラスカ産はほとんど出てないですから、去年あたりからずっとですね」
去年まではあった「アラスカ産」のズワイガニが、店頭から完全に消えたといいます。現地で今、何が起きているのでしょうか。
アメリカで漁業生産量トップ3を誇り、北平洋に囲まれた漁港のあるアラスカ州・コディアック島。ズワイガニ漁師が獲ってきたのはズワイガニではなく、「タナークラブ」という別のカニ。漁師たちは普段は獲らないカニの漁で生計をたてていました。
ズワイガニ漁師 ガブリエル・プラウトさん
「残念ながら今年はほんのわずかしかお金になりません。収入は85%ダウンです」
背景にあるのは、ベーリング海で初めてとなるズワイガニ漁の禁止です。生息するズワイガニの個体数が基準値を下回ったことがその理由です。これにより漁師たちの収入は激減、漁船の維持費すらカバーできないと話します。
ズワイガニ漁師 ガブリエル・プラウトさん
「こんなことは初めてです。あてにしていたズワイガニ漁がこうした形でできなくなるのは、とてもショックです」
■禁漁で“北のガラパゴス”は…医療サービスの職員雇えず警察官も減り
アラスカのズワイガニ減少の原因に「海洋熱波」があると専門家は分析します。
アメリカ海洋大気局 エリン・フェドゥワ研究員
「2019年から2021年にかけての調査で、100億匹のズワイガニがいなくなったことがわかりました。その前の2018年と2019年に起きた海洋熱波が影響していることをはっきり示しています」
5年前、ベーリング海で「海洋熱波」が発生。これが、冷たい海水域を好んで生息するズワイガニの稚ガニの激減につながった可能性が高いといいます。
また、ズワイガニ漁の最大拠点で、ベーリング海の中央に浮かぶセントポール島。多様な野生動物が生息し「北のガラパゴス」と呼ばれるこの島は、禁漁によってかつてない危機に直面しています。
記者「漁港には船の姿がありません。静まりかえっています」
かつて多くの漁船がみられた港は閑散としていて、“世界最大”といわれるズワイガニ加工工場も静まりかえっています。
この島の経済活動の約9割はズワイガニ漁関連。禁漁で市の財政は逼迫し、緊急医療サービスは専門職を雇えずボランティアでの対応に切り替え、4人態勢だった警察官は1人になりました。島で漁をしてきた先住民のリーダーはこう警鐘をならします。
先住民 エイモス・フィレモノフさん
「今はゴーストタウンです。気候変動は、当事者になってみないとわかりません。気づいた時には経済が成り立たなくなっているのです」
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