【熱海土石流災害】届け出通りなら「盛り土」崩れず(2023年3月29日)
おととし、7月に発生した静岡県熱海市の土石流災害について、静岡県は盛り土の高さが届け出通りだったら、崩落は起きなかったという解析結果を発表しました。
静岡県は熱海市で起きた土石流の発生原因について、去年の報告書で高さ50メートル程度の盛り土でシミュレーションし、「激しい雨で盛り土の地下水が上昇し、急激に柔らかくなった土が滑って崩壊した」と分析していました。
今回は、盛り土の高さを届け出通りの15メートルに変えて改めて解析し、「盛り土への地下水流入が少なく、土が柔らかくなる現象は起きなかった」という見解を示しました。
そして、「盛り土が届け出通り15メートルの高さだったら、盛り土全体の崩落は起きなかった」と結論付けました。
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