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進まぬ3回目接種 総理“一転”「1日100万回目指す」~救急搬送現場は依然、混乱(2022年2月7日)
3回目のワクチン接種について岸田総理大臣は数値目標の明示を避けてきた姿勢を転換し、「1日100万回」を目指すと表明しました。
ようやく具体的な数字と、時期が出てきました。
岸田総理大臣:「2月後半(一日)100万(回)の目標達成できると考えております」
接種に来た人:「3回目熱が出る確率は?」
医師:「半分の量なので一般的には(副反応)少ないと言われているけど、出る人は出る」
7日に大阪でも始まった大規模接種。
14日をめどに一日2500回程度まで拡大する方針です。
政府関係者によると、大規模接種会場を拡大、職域接種も始まり「一日100万回接種」の見通しが立ったということです。
接種した美容師:「同じ人と3時間過ごす。高齢の人が多いので、『もらいたくない』より『うつしたくない』というのがあったので接種した」
政府関係者:「国会でもテレビでも連日のように、『一日何回ですか』とずっと言われてきたのが大きい。やはり『目安』として立てた方いいという判断ですよ」
ただ、我慢の日々は終わりそうにありません。
東京などで、13日に期限を迎えるまん延防止措置。
延長が検討されていて、10日に方針が決まる見込みです。
松野官房長官:「『延長の要請』があった場合には国会の付帯決議を踏まえ、速やかに検討を行いたい」
依然、混乱が続くのが“救急”の最前線です。
埼玉県越谷市にある消防署にカメラが入りました。
「医療機関への受け入れ照会回数が4回以上」などとなる「救急搬送困難事案」は1月の最終週、過去最多5000件を超えました。
この日訪れた現場は、50歳男性のコロナ患者です。鼻から出血が止まらない状況でした。
幸い、3件目で搬送先は決まったものの、搬送困難の基準となる30分を超え、46分かかりました。
越谷市消防局消防署第一救急隊・田立理隊長:「今までだと平均4件くらいで(搬送先の)病院が決まっていたものが、10件を超える問い合わせをするような状況。一当務あたり20、30件は搬送困難事案かなと」
5日には22回断られた患者もいたそうです。
搬送して終わりというわけではありません。
越谷市消防局消防署第一救急隊・田立理隊長:「患者さんの触れたところを全部拭いて、オゾンだけだと(消毒)できないところをしっかり拭いて。特に僕らが触る場所も」
消毒に時間がかかるため、その分救急車の稼働できる時間は短くなります。
食事時も気が抜けません。
救急隊員:「カップラーメンとかは基本的に食べない。のびるし。食べる途中に鳴っても絶望」
コロナだけでなく急なけが・病気で、病院が見つからないケースも相次いでいます。
バイクで転倒した40代男性。6件目でようやく受け入れ先が見つかりました。
救急車が搬送や消毒に時間を取られ、消防車が出るケースもあります。
越谷市消防局消防署第一救急隊・田立理隊長:「ポンプ隊等が先に出動して観察などを行う件数自体も増えている。火災・救助に対して対応が後手に回る可能性もある」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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