飲食伴う「花見」も解禁…コロナ前より弱くなった? 久々の酒を楽しむ“注意点”(2023年3月21日)

飲食伴う「花見」も解禁…コロナ前より弱くなった? 久々の酒を楽しむ“注意点”(2023年3月21日)

飲食伴う「花見」も解禁…コロナ前より弱くなった? 久々の酒を楽しむ“注意点”(2023年3月21日)

 春分の日の21日、東京では満開の発表が予想されるなど、桜が見頃を迎えている。

 4年ぶりに飲食を伴う花見も解禁となり、各地でにぎわいを見せている。

■花見客「楽しい」「もうコロナじゃないね」

 4年ぶりに飲食を伴う花見が解禁された東京・上野公園には20日、宴会を楽しむ多くの人々の姿があった。

 花見を楽しむ人:「めちゃめちゃ楽しいですよ。お酒ガバガバ飲んで、酔っぱらうのは楽しいよね」「最高、最高です。もうコロナじゃないね」

 そして、桜の名所の一つ。隅田川沿いの桜です。

 春分の日の21日、東京では、桜の満開の発表が予想されている。

 花見を楽しむ人(20代):「(Q.宴会解禁だが、どんな花見をしたい?)友だちと複数人で集まって、お花見したいなと思います」「お昼から、お酒飲もうと思います」

 花見を楽しむ親子:「この子が小さい時から、この時期になると公園に毎年必ず来て、お花見しているんです。でもコロナの間だけ来られなかったので。きょう、久しぶりにきたんですけど」「(Q.久しぶりに来て、どう?)楽しかった」

■屋形船…予約数が前年の同時期比“4.5倍”に

 また、隅田川春の風物詩ともいえる屋形船の客足も、復調の兆しがみえているという。

 東京・隅田川を周遊する1901年創業の船宿「晴海屋」。

 安田進4代目社長:「(Q.花見の宴会も解禁されたが、予約状況は?)もう、ほぼコロナ前と変わらない状況になってまいりました。きょうで、だいたい260人くらいです。週末になると、500人近いですね」

 今月の予約数は5500人で、前の年の同じ時期に比べ4.5倍にも達しているという。

 安田社長:「もう、うれしいですね。本当に、春が来た感じですね」

 そんなうれしい悲鳴を上げる安田さんに、おすすめの花見スポットを教えてもらった。

 安田社長:「ここがおすすめのお花見のポイントです」

 隅田川沿いに広がる、一面の桜。陸から見る景色とは、また違う美しさが広がっていた。

 安田社長:「どんな桜でも、皆どれもきれいだから。ぜひ楽しんでいただきたいと思います。これから見頃です」

■コロナ前より…お酒に“弱く”なった?

 お花見が、かつてのにぎわいを取り戻しつつあるなか、注意すべき点もあるそうだ。

 大手グルメサイト「ぐるなび」の調査によると、「花見に行く・たぶん行く」と答えた人は54.1%と2人に1人を超えた。このうち「何年ぶりか」聞いたところ、「2年ぶり」以上の人が52.1%、「4年ぶり」以上の人は19%となるなど、多くの人が久々のお花見となるようだ。

 また、「花見の際に、お酒を飲むか」の問いには55.5%が「飲まない」と答え、44.5%の「飲む」を上回る結果となった。

 そして「コロナ前と比べて『お酒の適量』に変化はあったか」という問いには、「やや減った・減った」が22.7%となった。

 久しぶりの飲酒の時には、お酒に弱くなっているのだろうか。こんなデータもある。

 東京消防庁によると、おととし、東京都内では緊急事態宣言明けの10月に、急性アルコール中毒で救急搬送された人が1000人を超え、前月比でほぼ倍増していたという。

 消化器官の働きについて詳しい、かなまち慈優クリニックの高山哲朗理事長は「アルコール分解は体内の酵素が行う。しかし、お酒を飲まない期間が続くと、分解する酵素の活動が弱くなる。そのため久々にお酒を飲むとアルコールが十分に分解されず、体調不良が起こることもある」という。

 そのため、久々のお酒を楽しむ際の注意点として、酵素の働きが十分でないなかで、以前と同じ量のお酒を飲むと急性アルコール中毒を引き起こす危険もあるため、まずは「以前の半分程度の酒量」に抑えること。

 そして、空腹時にお酒を飲むとアルコールの吸収が速くなるため「食事と一緒にお酒を飲む」ことを心掛ける。

 血中のアルコール濃度の急激な上昇を抑えるため、「お酒の合間には、定期的に水を飲む」といった点を挙げている。
 
(「大下容子ワイド!スクランブル」2023年3月21日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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