ハワイの光る海藻「クジャクケヤリ」 和歌山県沖で発見…他の国内海域に分布の可能性(2023年3月21日)
妖しく輝く海藻。今月8日、和歌山県の串本沖で撮影された写真です。
この海藻、神戸大学の研究チームの調べで、ハワイの海だけに分布すると考えられてきた海藻であることが分かりました。
先端にある束になった毛のような部分に光が当たると、雄のクジャクが広げた羽のように美しく輝くことから「クジャクケヤリ」と名付けられ、褐藻類の一種に分類されます。
神戸大学 内海域環境教育研究センター・川井浩史特命教授:「以前からぽつぽつとあったが、分類がよく分からないケヤリだろうということになっていたので。ただ今回、和歌山というのは、それほど亜熱帯というわけでもないし、ハワイから数千キロ離れているのでかなり驚きますね」
川井教授によりますと、今回発見された「クジャクケヤリ」は水深10メートルより深い場所に生えていて、最大で30センチほどにまで成長するということです。
すでに国内の他の海域にも広がっている可能性もあるといいます。
川井特命教授:「生き物としてとても面白い海藻なので、なぜ光るように見えるのか、それが何の役に立っているのかをこれから調べる。やっとスタートラインじゃないかなと思っています」
(「グッド!モーニング」2023年3月21日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く