袴田事件再審決定 検察側が特別抗告断念「承服し難い点あるが…」(2023年3月20日)

袴田事件再審決定 検察側が特別抗告断念「承服し難い点あるが…」(2023年3月20日)

袴田事件再審決定 検察側が特別抗告断念「承服し難い点あるが…」(2023年3月20日)

 「袴田事件」の再審開始の決定を巡り、検察側が特別抗告を断念しました。

 袴田巌さん(87)は1966年、当時の静岡県清水市で4人が殺害された事件で死刑が確定しましたが、無実を訴えて再審=裁判のやり直しを求めました。

 東京高裁は先週、捜査機関による証拠の捏造(ねつぞう)の可能性を指摘し、再審を認める決定をしました。

 東京高検は決定に不服を申し立てる特別抗告をするかどうか検討していましたが、「承服し難い点があるものの、申し立て理由があるとの判断に至らなかった」として断念しました。

 今後、やり直しの裁判が開かれることになります。
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