コロナ治療薬巡るインサイダー 会見の情報で取引か(2022年2月6日)
医療ベンチャー企業の新型コロナ治療薬を巡るインサイダー取引事件で、逮捕された元秘書の男が開発計画を発表する会見を開くために会社から伝えられた情報で株を購入していたことが分かりました。
山本寅容疑者(43)ら3人はおととし、医療ベンチャーのテラ社がコロナ治療薬の開発に乗り出したとする公開前の情報などをもとにテラ社の株を買った疑いが持たれています。
山本容疑者は当時、テラ社の業務提携先の幹部の秘書で、治療薬の開発計画を発表する会見を開くためにPR会社を探す際、公開情報の内容を伝えられていたことが分かりました。
当時「テラ社」と業務提携・竹森郁氏:「山本さんの場合は100万円未満だったら買ってもバレないだろうという甘い考えがあったんだと。私に打ち明けてきまして、『実は買ってました』と」
山本容疑者は、計画発表後に株を売り抜け、約1000万円を得たとみられています。
警視庁は、他の2人も当時の立場を悪用して違法に利益を得たとみて調べています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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