神戸市内で高潮にも警戒が必要 防潮扉３３か所を閉鎖 台風７号が明石市付近に再上陸し北上
台風７号が付近に再び上陸し、引き続き高潮にも警戒が必要な神戸市から中継です。（取材・報告＝阿部頼我記者）
兵庫県神戸市の沿岸部・ハーバーランドからお伝えします。
台風は１５日午後１時ごろ、神戸市の隣にある兵庫県明石市付近に再び上陸しました。
上陸から約３時間がたち、雨は少し弱まりましたが、風は台風上陸前よりも強く感じます。
気象庁によりますと、１５日朝、神戸市中央区では最大瞬間風速３５．７メートルを観測していて、これは８月としては観測史上最大だということです。
台風は現在、兵庫県を北に進んでいますが、神戸市内でも引き続き高潮に注意が必要です。現在の神戸港の様子ですが、強い風にあおられて波打っていますが、午前中よりも大きく揺れているようになってきました。
我々がいる歩道までは、まだ波の高さが余裕があるように見えますが、沿岸部では最大４メートルの高波も予想されていて、神戸市は神戸港内の地盤が低い場所にある防潮扉を閉鎖するなど対応にあたっています。
神戸港ではこの後、午後７時半頃に満潮を迎えます。台風が過ぎ去っても南風が強く吹くことと、満潮の影響で波が高くなる恐れがありますので、１５日夜から１６日の未明にかけて引き続き高潮に警戒が必要です。不用意に海に近づかないようにしてください。
