収賄罪に問われた市の元係長に判決『懲役2年・執行猶予4年』『追徴金約400万円』(2023年3月16日)

収賄罪に問われた市の元係長に判決『懲役2年・執行猶予4年』『追徴金約400万円』(2023年3月16日)

収賄罪に問われた市の元係長に判決『懲役2年・執行猶予4年』『追徴金約400万円』(2023年3月16日)

建築会社に便宜を図った見返りに現金を受け取った罪に問われた和歌山県海南市の元係長に対して、和歌山地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

 判決によりますと、海南市都市整備課の係長だった木下知海被告(47)は2018年~2021年にかけて、かつて勤務していた和歌山市の建築会社に工事を発注して自らその会社の下請けに入ることを繰り返し、建築会社から現金約400万円を受け取るなどしました。

 これまでの裁判で木下被告は起訴内容を認め、検察側は「より金銭を得たいという動機から長期間犯行を繰り返した」として、懲役2年を求刑していました。

 3月16日の判決で和歌山地裁は「下請け報酬の金額も大きく、公務に対する信頼を害したが、被告は今後の更生に励むと供述している」として、木下被告に懲役2年・執行猶予4年・追徴金約400万円を言い渡しました。

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