同性婚認めない規定「合憲」と判断も　同性同士が家族になれない現状を「違憲状態」　東京地裁｜TBS NEWS DIG

同性婚認めない規定「合憲」と判断も　同性同士が家族になれない現状を「違憲状態」　東京地裁｜TBS NEWS DIG

同性同士の結婚を認めないのは憲法違反にあたるのかが争われた裁判。東京地裁は判決で、原告側の訴えを退けたものの、同性同士が家族になる法制度がない現状について「違憲状態」と指摘しました。

この裁判は、同性カップルの原告ら8人が、民法で同性同士の結婚が認められていないのは婚姻の自由などを定めた憲法に違反するとして、国に賠償を求めたものです。

きょうの判決で東京地裁は、憲法でいう「婚姻」とは男女間のものと解釈し、同性婚を認めない今の法律は「合憲」と判断しました。しかし一方で、結婚と類似した制度も含めて同性パートナーと家族になる法制度がない現状について、「同性愛者の人格的生存に対する重大な脅威、障害だ」として、「違憲状態」と指摘しました。

原告の一人 ただしさん
「法の下の平等とか認められなかったのは何でなのだろうというふうに思うのですが、でもすごく大きな一歩だと思います」

原告団は判決を受け、「違憲状態だと明言されたので、国会はなんらかの法改正をしなければならない」と話しています。

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